名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

田んぼの落水

2011年08月31日 | セカンドルーム

 

 

今朝、玄関の壁に大小さまざまな蛾が止まっていた。
そんな日は決まって天気が崩れるが、程なく薄日が漏れ雨の気配は無かった。 昆虫たちは、台風の接近を予知しているのだろうか。

 


田んぼの稲も少し黄金色に変わって、稲穂が大きくお辞儀をしている。
出穂以降は間断灌漑で水の管理をしてきたが、稲は開花して35日程で完熟するので、そのタイミングを計りながら田の水を落とす。
落水時期は、稲の登熟状況やその年の天候、田んぼの条件などを読みながら、最適時期を決めている。
早すぎると、稔実が不十分で未熟米や胴割米などが増え、落水が遅れると、籾が熟れすぎて米の品質が低下する。
また田を乾かすことによって、稲刈りの作業をし易くするので、その日から逆算して落水日を決めている。
いずれも、過去の記録を参考に、経験や勘を働かせて、農家ごとに独自の判断で行う。

今日は師匠の指導で田の落水をして、雨水も溜まらないように畦の一部を切った。
9月中旬には稲刈りが出来そうだが、猪の襲来と台風という最後の試練は、何としてもかわしたい。

コメント (6)
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