名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

都心の老人施設

2011年08月25日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は雨こそ降らなかったが、相変わらずの蒸し暑さで、サウナに入っているようだった。
町を歩いていても、湿気が体にまとわり付いて気分が悪い。


家の近くにあった納屋橋畔の老舗の饅頭屋が、店じまいして長らく空き地になっていたが、周りに囲いが出来て基礎工事が始まっていた。

8月のはじめは更地の状態で、建築概要書の看板に、老人ホーム・共同住宅と記されていた。
このあたりはオフィスビルや商業施設が林立する商業地域で、高層の老人対象の施設が建つのは珍しい。
建築主は社会福祉法人で、老人保健施設・介護付有料老人ホーム・高齢者向け優良賃貸住宅が一体化された施設が2年後には完成するようだ。
この種の施設は、郊外の閑静な場所に作られると思っていたが、最近は都心部でも見受けられるようになった。
入居する人も都会志向が強かったり、家族も便利な場所に入居してくれた方が何かと都合が良いようだ。
60歳以上であれば「高齢者向け優良賃貸住宅」に入居が出来て、介護が必要になれば介護付へ移動できるのは合理的だ。
ビジネスやショッピング、食事などを楽しむ人たちで賑わう繁華街の一角に、違和感無く溶け込んでいけば、高度成長期に建てられた団地のように、老人が孤立することは無くなるかも知れない。
ひと頃のビルラッシュがおさまって、駐車場や空き地が目立っていたが、最近は工事中や工事計画用地が目立つようになった。
少子高齢化の先を読む頭の良い人たちが、町の姿を変えていく。

コメント (6)
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