今日も雨が降ったり止んだりで、8月とは思えない肌寒い天気だ。
早く前線が立ち去って陽射しがほしいが、こればかりはどうしようもない。
裏山に自生している山椒が、たわわに実っていた。
奥飛騨の山椒は香りが強く、ピリッとしたしびれが好まれて、プロにも一般の人にも人気のある特産品で、8月が収穫の時期である。
標高が800m前後の高冷地で育つ山椒でないと、いい香りが長持ちしないと言われ、他の産地に比べると小粒であるが値段は高い。
一握りほどの実を採って、昆布とちりめんじゃこの佃煮を作った。
調味料は、酒、味醂、酢、削り節に、「備中むらさき」醤油を使った。
分量は例によって適当だが、味見をしながら加減をしている。
日持ちを良くするために少し濃い目の味にしたが、好み通りに美味く炊き上がったと自賛している。
おかずが無いときでも、ピリッと山椒の香りの利いた佃煮だけで、おいしくご飯が食べられそう。