名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

デジブック 『流葉山トレッキング』

2011年02月24日 | セカンドルーム

 流葉山の山頂

昨日登った流葉山(1.423m)は、国道41号線の古川町と神岡町を結ぶ数河峠を、わずかに富山方面に下った左手に聳える山である。
山腹には、この地区一番の規模を誇るスキー場があるが、ブームが去り高速道路からも離れていて、かつての賑わいはなくなった。
三基のリフトを乗り継げば山頂も間近で、冬山登山の興はそがれるが、山頂からの景観のすばらしさは、飛騨でも数少ない山の一つだと思う。
槍・穂高の山頂から見下ろす景観もすばらしいが、飛騨の中・低山の魅力は、屏風のように連なる飛騨山脈に対峙出来ることである。
その間には、重畳と広がる飛騨高地の襞にへばり付くように、小さな集落や田畑が点在している。
山頂から、厳しい自然と向き合い、寄り添って暮らしてきた山里の人たちに想いを巡らす時、この山へ登ってよかったとしみじみ思う。
流葉山以外にも、天蓋山、寺地山、福地山、輝山、丸黒山、十二ヶ岳、位山、籾糠山、白木峰など等、眺望の良い山は数多くある。
無名の藪山でも、前方が突然開けて、思わぬ大展望が得られたときの感動が忘れられず、地形図を頼りに訪ね歩いている。

当日は、春を思わせるような穏やかな陽気で、高い山はもやが掛かっていた。
ブナ林のトレッキングや、飛騨山脈の眺望をスライドショーでお楽しみください。

コメント (16)
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