名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

早春の山里

2011年02月26日 | セカンドルーム

 

今朝の冷え込みは強く、久しぶりに頬や指先に痛みを感じた。


雪面を歩くと、所々で落ち込むこともあったが、今朝は固く締まり、どこでも自由に歩くことが出来た。

 
渓流の際まで下りていったら、殻を脱いだ猫柳が朝日に輝いていた。


土手の水仙も、昨夜降った雪にもめげず、小さな芽を勢いよく伸ばしていた。

 


猪も雪の薄くなったところを狙って、葛やワラビの根を、派手に掘り起こしている。
早朝は人や犬が歩いても、ほとんど足跡は付かないが、体重の重い猪は、偶蹄目特有の足跡を雪面にくっきりと残している。
冬場は餌が乏しく、飢えた動物たちは、雪解けの早い里を目指して下りてくる。

ここ数日の暖かさで、少なくなった屋根の雪を見ていると、春も近いと気持ちが明るくなる。

 

ほうれん草栽培のハウスも、雪が消えるのを待って、外してあったシートを張り、植え付けの準備が始まる。
山里の春は一進一退だが、人も野生動物も、遅い訪れを心待ちしている。

 

コメント (2)
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