名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

「飛騨やまっこ」椎茸

2011年02月20日 | セカンドルーム

 

2月も半ばを過ぎると、7時頃には東の山の端から太陽が昇ってくる。
ようやく居間にも少し陽射しが入るようになったので、あまり寝坊が出来なくなった。
夕方の5時には西の山に日が沈むが、しばらくは明るいので、昼間の時間が長くなったことを実感できる。
夜は10時ごろに寝て、朝は5時前後に目が覚めるが、布団の中で外が明るくなるのを待って起きている。
これから少しずつ起床時間が早くなっていく。


今朝も日の出を見ながら、林道を1時間ほど歩いてきた。
ここ数日は昼夜の温度差が大きいので、昼間緩んだ雪面が夜間に固く締まり、雪面が歩きやすくなった。


今までは、深い雪に足を取られていたユキも、飼い主ともども雪原を自由に歩き回っている。

夕方の散歩中に、しいたけ栽培中のハウスを見せてもらった。
飛騨地方では、冬の間だけハウスで椎茸が栽培されている。
もともと自然に発生する椎茸の旬は春と秋であるが、ハウスの温度と湿度を調整して、冬季の作物として出荷している。
春から秋に生産される高冷地野菜のトマトやホウレン草の栽培が終わった頃に、椎茸栽培の仕込が始まる。

広葉樹のチップや米ぬか・ふすまなどに、椎茸菌を混ぜたレンガ状のブロックを利用した菌床栽培である。


ハウス内の棚にブロックを並べ、温度を20度ほどに保つと菌が全体にまわる。
頃合いを見てブロックの封を切ると、椎茸が一斉に発生するが、このタイミングが一番難しいといわれている。
一度に大量発生すると、出荷作業が間に合わなくなるので、適量を切れ目なく生産出来るのが良いとのことだ。
「飛騨やまっこ」椎茸は、肉厚で食感も良く、都会市場の人気ブランドとして定着しつつある
生産者も研究熱心な人が多く、品評会の開催など技術向上に励んでいる。

コメント (2)
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