こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年11月4日 金曜日 リハビリ・音楽 ネイキッド・アイズ「Always Something・・・」'83

2011-11-04 22:06:22 | 音楽帳

■Naked Eyes 「Always Something There to Remind Me■



ネイキッド・アイズのデビューシングル「オールウェイズ・サムシング・ゼア・トゥ・リマインド・ミー」のヒットは喜ばしいことだった。
それは、実質的にこの音を創っているトニー・マンスフィールドへの拍手。

「ロマン神経症」(1981)「ボク、大丈夫」(1982)で、幸宏の片腕として名盤に仕立てたのも、トニー・マンスフィールドの力量と、彼に影響を受けた幸宏からの信頼ゆえのこと。
教授のサウンドストリートで1981年にかかったニューミュージックの「While You Wait」。
鈴木慶一ら玄人ミュージシャンに絶賛されたトニー・マンスフィールド率いるバンド=ニューミュージックも、いくら音楽的に素晴らしくてもセールス的な実績を残すこと無く、不遇な目に会っていた。

その彼が、素朴でメロディアスな音楽をプロデューサーとして展開し出したのが1982年。
マリ・ウィルソン、キャプテン・センシブルの素晴らしいアルバム。
そして、このネイキッド・アイズで、イギリスのみならずアメリカのチャートにまで侵食し出す。
これは、後に手がけることになるAーHAの布石のようなもの。

バート・バカラックの曲をトニー・マンスフィールドが仕立てると、こんな豪華で可愛く夢一杯のサウンドになる。
ドラムマシン、キーボード、ヴォコーダー、グラスの音・・どれをとっても、いかにもトニー・マンスフィールド然としたサウンド。
プロフィット5を使いこなし、独自の音を産み、多くの人に影響を与えたトニー・マンスフィールドの音。

要は、クレジット上はマリ・ウィルソン、キャプテン・センシブル、ネイキッド・アイズとなっているが、全てトニー・マンスフィールドが居なければ成り立たないドリーミーな音楽。
彼の音楽的に卓越した才能を世界が受け止めたことは、とても幸福な瞬間だった。

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