こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

ピロリの秋 '83-① Eyeless In Gaza 「New Risen」

2010-10-24 18:52:43 | 音楽帳
「ピロリの秋」とは、なんじゃい?
と思われるだろうが。

当時、高校2年生の僕は、1983年秋~年末に向けて、2回に分けて、精神性の胃潰瘍でぶっ倒れて入院した。
たまたま総合病院が歩いて1分のところに有ったので助かったが、痛みの限界まで親に言う事も出来ず、最後どうにもならなくなっての緊急入院。

痛み止めの注射をぶっさされ、うなされながら、そのまま入院生活が始まってしまった。
その1983年の秋~冬はとても寒い年であった。
YMOが年末に向けて、散会を発表し、毎週「幸宏のオールナイトニッポン」を聴きながら過ごした、忘れえぬ1983年。

「ピロリ」とは胃潰瘍の人がよく胃に飼っているという「ピロリ菌」の事だ。
数十年ぶりにこないだ、胃カメラを飲んだら「ピロリ菌居ますね。洗浄治療しますか?」と言われたが、怖くて断った。

この忘れえぬ1983年秋に聴いていた音楽を特集したい。
まあ、たんまりあるのだが、今日は、11月15日の「幸宏のオールナイトニッポン」でもかかったアイレス・イン・ギャザの「ニュー・ライズン」。



このヴィデオは、当時VHSで発売されたチェリー・レッド・レーベルのミュージシャンを集めたLP「ピローズ&プレイヤーズ」のヴィデオ盤からのものである。



当時、無名のまま、アングラ音楽にしか目がいかない自分らには有名だったが、消えていったアイレス・イン・ギャザ。
そういうミュージシャンの曲にしか、自分は「音楽的音楽」を見出せない自分の1983年秋。

この秋は、自分には一生「痛み」と共に残る秋だった。


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