こころとからだがかたちんば

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音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ14 1982.10-11 A面

2022-11-10 20:30:00 | 音楽帳

A面
1/アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ「心象表現」1982
2/アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ「ニュー・マリンバ」1982
3/アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ「ぶらんこの少女」1982
4/10cc「I'm not in Love」1975
5/バグルス「アイ・ラヴ・ユー、ミス・ロボット」1980


・A面1~3曲目は、アンディ・サマーズとロバート・フリップの共作「心象表現」より。1982年10月28日(木曜日)の「サウンドストリート」でエアチェックしたもの。
サウンドストリートは当時、木曜日・金曜日と渋谷陽一さんが連日担当。渋谷さんとしては80年代は苦々しい想いがあったかもしれないが、それでもあまり私見を入れず、最新の新譜を紹介してくれていて、よく聴いていた。[火曜日が教授(坂本龍一)なので、実際は火・木・金の夜10時にはヘッドフォンをして、ステレオ機器の前で待機していた。]
 アンディ・サマーズとロバート・フリップ、二大ギタリストが競演ということで、期待膨らんだアルバムだった。では1+1が化学変化を起こして異世界が開けたか?と言えば、そうはならず結構想定内に収まった。ただアルバム評など情報を得るより先に、この番組で数曲聴けたのが幸い。中身的にはわかりやすく、好きな曲もあり、今でも楽しめるアルバムである。2人のギターの音色(おんしょく)が元々好きなので、という理由は単純だろうか?
・アルバムタイトル曲である「心象表現(原題は、I Advance Masked)」は、NHKの社会問題を捉えた番組のバックなどで掛かっていた。曲の疾走感を新幹線の走る映像などに合わせていて、「ベタだな」と思ったことを覚えている。
・「ニュー・マリンバ」はフリップがよく使うポリリズムをベースに、その手前側で水を得た魚のように自由自在に、よく歌うギターが泳いでいて、心地良い。個人的には、この曲を聴くと大量のまっすぐ立った木立の中をさまよっている時の感覚を想い出す。
・「ぶらんこの少女」は余白を大きくとった構成になっていて、ペンギン・カフェ・オーケストラの影響ではないか、と言われている。曲「心象表現」が社会問題のバックで掛かっていたように、この「ぶらんこの少女」は教育問題を取り上げた番組で掛かっていた。インデックスカードに曲名が書いていないのは、当時曲名を聴き漏れたから。翌週のFM雑誌にも載っておらず、長い事曲名不明だった。

■Andy Summers / Robert Fripp「Girl On A Swing」1982■


・4曲目は、言わずとも知れた10CCの名曲。この夜初めての出会いだった。
・5曲目は、シングル「ラジオスターの悲劇」を含むアルバム「プラスティックの中の未来/The Age of Plastic」に収録されたナンバー。4,5は「クロスオーバー・イレブン」からのエアチェックだった。
様々な条件の下で起きた偶然のなせる技だが、このカセットA1~5の選曲と流れは何度聴いても秀逸だな、と勝手に思っている。



■10CC「I'm Not in Love」1975■

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