こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

MARK KNOPFLER   「THE LONG ROAD」'84

2009-08-14 11:40:01 | 音楽帳


マーク・ノップラーとは、ダイアー・ストレイツのリーダーであり、ギタリストである。

僕が、彼が映画のサントラの音楽を手がけていると知ったのは、「クロスオーバー・イレブン」で、この「ザ・ロング・ロード」や「アイリッシュ・ボーイ」がかかったからであった。



映画の方の「CAL」は見たことは無いが、相当暗い映画らしく、それはこのジャケットからも漂ってくる。

しかし、映画のサントラといいながらも、このアルバムは、映画など無くても、それ自身で充分に成立する、すごく豊かで緩やかなアルバムになっている。(むしろ映画は見ない方がイイのかもしれない)

当時、「クロスオーバー・イレブン」でかかった「ザ・ロング・ロード」は、クリス・レアの曲などと同じ渋めの曲が入ったカセットテープに入っていて、それは、よく高校~素浪人時代によく聴いた。
しかも、聴くのは、季節は「夏」であった。

ケルト色も入ったこの伸びやかな曲を聴くと、夏でも涼しげな高原の頂きに、数頭の馬が穏やかに佇んでいる風景が、頭の中に描かれた。
それは、FM雑誌で切り抜いたカセットテープのインデックスになっていたからだった。
夏とはいえ、高原は涼しく、朝もやの中に、馬が静かに佇んでいた。

そういう高原とは、似ても似つかない日々の殺伐とした都会の生活の中、ヘッドフォンで、この曲を聴くと、遠いその穏やかな風景に行ったような気分になったものである。
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