京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

厭離庵の紅葉⑧

2023年11月26日 13時13分00秒 | 日記
 表題には「厭離庵の紅葉」としましたが、まだほとんど紅葉していませんでした。





住宅街にある細い路地の奥にひっそりと佇むように厭離庵はあります。

臨済宗天龍寺派の禅寺で、藤原定家が「百人一首」を編纂した地と言われています。









後には荒廃し、江戸時代中期に冷泉家により修復・復興されています。
しかし、その後、再び荒廃してしまいます。

境内には藤原定家の供養塔が建立されています。





境内奥の石段の上には本堂があり、ご本尊の如意輪観音菩薩がお祀りされています。
例年なら、本堂からの紅葉した境内が見渡せるます。









定家ゆかりの茶室時雨亭です。
書院と共に明治43年に白木屋社長・大村彦太郎氏により仏堂、庫裡と共に再興されました。



こちらの御朱印は定家の和歌が書かれますが、今回は違う御朱印をお願いし、西行法師の和歌を書いて頂きました。






常寂光寺の紅葉⑦

2023年11月26日 07時15分00秒 | 日記
 二尊院を後に、次に常寂光寺に来ました。









こちらの紅葉は二尊院に比べ、かなり色づきが遅れているようです。





常寂光寺は「百人一首」の編纂で知られる藤原定家の山荘「時雨亭」跡の候補地のひとつです。
16世紀末に日禛(にっしん)が隠棲した事から寺の歴史が始まっています、

また、入口にある黒い門は本圀寺から移築された仁王門で南北朝時代のものと言われています。





長い石段を登ると"展望台"があり遠くの比叡山や双ヶ丘が遠望出来ます。



 

本堂は伏見城客殿を移築した建物と言われています。

先ずは本堂にお祀りをし、更に高台にある多宝塔へと登ります。









いつもの年なら、多宝塔を覆うような紅葉風景を見せてくれますが、今年の夏の猛暑や少雨の影響からでしょうか?色づきが遅れています。









鐘楼付近の紅葉や山門付近の石蕗の花が境内に彩りを与えています。

月末から12月の第1週あたりまで紅葉が楽しめそうです。



「書置き」ですが、お題目の御朱印を授与して頂き、またまた藤原定家山荘跡のひとつとされる厭離庵へて向かいます。