京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

祇王寺の紅葉⑤

2023年11月24日 12時16分00秒 | 日記
 11月18日、愛宕念仏寺で"禅YOGA」を楽しみ、その後、奥嵯峨の秋を満喫しました。

先ず、最初に訪れたのは「祇王寺」です。







"苔寺"として有名な祇王寺ですが、秋の紅葉も緑の苔とが見事に溶け込み、素晴らしい風景を見せてくれます。

しかし、今年の夏の猛暑や少雨がかなり影響したのでしょうか?
例年より1週間は紅葉が遅れています。
この日も残念ながら、紅葉は進んでいませんでした。









苔の庭園を回遊しると苔は元気で彩りの緑に包まれています。
一体、何種類の苔が自生しているのでしょうか?
じっと見ていると愛おしくなって来ます。

祇王寺は「平家物語」にも登場し、平清盛に寵愛された白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われ、母の刀自と妹の祇女とともに出家し、入寺した非恋の寺として知られています。





お堂の前には、紅葉ではなく嵯峨菊が見頃を迎えていました。

鎌倉時代からの歴史あるお寺ですが、明治初年には廃寺となり、残された墓や仏さまは大覚寺により管理されて来ました。

大覚寺門跡が再建を計画され、賛同された第3代京都府知事を務めた北垣国道が明治28年に嵯峨にあった別荘の一棟を寄進されました。
この建物が現在のお堂になっています。
現在も大覚寺が管理されています。
(2ヶ寺の共通チケットも販売されています。
少し割安になっています。)









仏間には、ご本尊の大日如来坐像をはじめ、祇王、祇女、母刀自、仏御前、平清盛の像がお祀りされています。

丸い円窓の"吉野窓"も印象的です。
改めて北垣国道の美的センスの良さを感じます。





境内には、祇王、祇女、刀自のお墓と平清盛の供養塔とが並んでる建っているのが不思議ですね。

次に二尊院に向かいます。





勧修寺(京都市山科区)の紅葉④

2023年11月24日 12時15分00秒 | 日記
 京都南禅寺畔にある「桜鶴苑」で植治の庭園と「はり清」のお昼の会席を楽しみ、次に山科にある勧修寺に来ました。







表門から入る参道沿いには紅葉が見頃を迎えていました。

勧修寺の歴史は古く醍醐天皇が昌泰3年(900)に創建されました。














宸殿が存在するのも勧修寺の寺格の高さがを表しています。





庭園は「勧修寺氷池庭園」と呼ばれ、「氷室の池」を中心に、背後の山々を取り込んだ「池泉庭園」です。







観音さまをお祀りしている「観音堂」です。
今や勧修寺のシンボル的なお堂です。

平安時代には、毎月1月2日にこの池に張る氷を宮中に献上し、その氷の厚さに依ってその歳の五穀豊凶を占っていたと言われています。





書院の前庭には、水戸光圀公寄進の「勧修寺型燈籠」がハイビヤクシンの中に据えられています。
樹齢は750年と言われている名木です。