11月4日は八坂神社へ。
古文化保存協会主催の秋季京都非公開文化財特別公開で本殿北側と常盤殿で御神宝が初公開されています。(11月12日まで)
御本殿裏には西側の出入口から約30名単位で入殿します。
御本殿内部は御祈祷で入る事は出来ますが北側部分が一般に公開されるのは初めてだそうです。
すぐ隣りに八坂神社の神様がおられると思うと神妙な気持ちになります。
古文化保存協会の特別公開では学生さんが説明される所が多いですが、さすがに国宝の御本殿、、、神職さんが丁寧に説明されます。
外見の特徴として、御本殿両側に孫庇(まごひさし)が付いているのと、御本殿と拝殿とが大きなひとつの屋根で覆い、周囲に小部屋が設けられ、神社本殿の床面積では一番だそうです。
(内部は撮影禁止です。)
同様な孫庇が付いているのは境内摂社・末社では美御前社や北向蛭子社、疫神社、日吉社の四社に見られます。
(いずれも国指定の重要文化財)
御本殿北側内部には明治時代まで南楼門に掲げられていた「感心院」の扁額があり、その下には十一面観音菩薩立像が、、、
明治時代までは比叡山延暦寺の管理下にあり、神主と社僧とが混在した神仏習合の神社で「祇園感心院」と呼ばれていました。
次に常盤殿での御神宝の公開です。
写真の冠は御祭神の素戔嗚尊と櫛稲田姫のものだそうです。
以前は喫茶をされていて、自由に出入りが出来ましたが、近年御本殿が国宝に昇格された頃から、結婚式や茶会や祇園祭の際の各山鉾町の参拝などに特化され使われる様になったようです。
常盤殿は光照寺門跡から移築されたと言われていますが確証は無いそうです。
こちらは初めて入りました。