京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

禅YOGA(愛宕念仏寺)

2023年11月20日 09時10分00秒 | 日記
 11月18日は、久しぶりの"禅YOGA"で奥嵯峨にある愛宕念仏寺へと伺いました。



最初に西村公栄さまからご挨拶があり"ゆっくりと楽しんで下さい"との温かなお言葉がありました。

その後、自然豊かな境内を巡ります。











愛宕念仏寺の歴史は古く、奈良時代天平神護2年(766)に大仏建立を祈願された聖武天皇と光明皇后のお子様・称徳天皇の発願により、東山松原通の地に建立されたのが始まりです。

そんな愛宕念仏寺も戦時中には無住の寺となり、昭和25年には台風の被害が大きく、廃寺となってしまいました。













下の写真の観音さまは"ふれ愛観音さま"
目の不自由な方もお詣りできる様に、手で触れてお詣り出来る観音さまです。
仏教で大切にされる"慈悲"の心を感じる観音さまです。



しかし、昭和30年に有名な仏師・西村公朝和尚さまがご住職となられ寺の復興に尽力されました。

境内に所狭しと並ぶ羅漢さんは、寺門復興を祈念して発願された先代ご住職が"境内を羅漢さんの石像で充実させたい"との想いから一般の参拝者さん達が自ら掘られた石像で、今や1200体にもなるそうです。







大切な方の事を想い一体一体彫られた羅漢さんで、中には眼鏡をかけた羅漢さんや家族同様に暮らしていたベットを抱いた羅漢さんなど一体一体見ているとしばし時を忘れてしまいます。

今やネットの社会、、、拝観される方は、ほとんどが外国の方です。
奥嵯峨まで来られるとは、かなりの"日本通"の方々ですね。

次にメインの"禅YOGA"です。





愛宕念仏寺の書院をお借りして11名でのYOGAです。
ヒーリングの音楽を聴きながらの"YOGA"は日頃の忙しさを忘れさせてくれます。

なかなか皆さんに着いて行く事は出来ませんがマミmami 先生の「呼吸をちゃんと入れて下さい。ポーズがちゃんと出来てるとかは関係ないです、、、ご自分のベースでやる事が大切です。」のお言葉に救われます。 

時には腹筋がプルプルしたり、脚が思う様に上がらなかったりと日頃の運動不足と年齢を感じますが、何故か?心地いい時間に感じるのです。

終わった時の充実感はなんとも言えない心地良さです。

こんなおっちゃんの僕でも受け入れて下さる皆さまに感謝です。

マイYOGAマットも購入し、この日が"お披露目"?でした。

来年の高台寺での禅YOGAも今から楽しみです。
皆さま、ありがとうございました。そして次回もよろしくお願い致します。






東大寺(正倉院・戒壇院)

2023年11月20日 07時13分00秒 | 日記
 東大寺法華堂を後に正倉院へと向かいます。







大仏殿の裏には講堂跡の巨大な礎石が残り、東大寺の栄華が偲ばれる場所として、お気に入りの場所でしたが整備事業計画があるようで立ち入り禁止になっています。







永年「正倉院」展示には通っていますが、東大寺正倉院には初めて来ました。



さすがは宮内庁の管理ですね。桂離宮や修学院離宮などと同様に立派なパンフレットが用意されています。

奈良・平安時代には中央や地方の官庁や大寺に、貴重品を納める正倉が建立されていました。
しかし、年月の経過とともに失われ、東大寺正倉院内の正倉だけが唯一、往時の姿のまま保存されて来ました。





外部は檜造り、単層、寄棟本瓦葺きで床下約2.7mの高床式になっています。





1200年もの間、宝物が維持されて来たのは、日本風土の特徴を考えられた校倉造りと宝物ひとりひとりを二重の木箱に保管されて来たのが大きな理由だそうです。

正倉院展の前には勅封が解かれ、宝物の点検が行われます。
その際に宮内庁職員の方から今年の正倉院展に出品される宝物の数々が決められるそうです。

奈良博の学芸員や研究員の方が"この宝物を出して欲しい"との要望してもダメなようです。
(以前に受講した公開講座で言われていました。)

大仏殿が何度か焼失している中、奇跡的に残ったのは正倉院は幸運の賜物です。

次に戒壇院へと向かいます。









奈良時代天平勝宝6年(754)に中国唐の高僧・鑑真が大仏の前に築かれ聖武太上天皇・光明皇太后をはじめ440余人に"戒"を授けられました。

平成2年7月から耐震工事に入られ、約3年間の歳月をかけて完了し、今年の10月1日から拝観を再開されました。

工事期間中、四天王は光背が外された状態ど東大寺ミュージアムで展示・お祀りされていました。


増長天



持国天


多聞天


広目天

外見や内部には変わった所には気づきませんでしたが、国宝・四天王像が乗っている台座には免震装置が肉眼でも確認でき、以前より数cm高くなっています。



須弥壇の中央には多宝塔が安置され、釈迦如来と多宝如来が安置されています。
このニ仏は鑑真和尚が将来された鋳造仏と言われ、現在は東大寺ミュージアムで公開されています。

(戒壇院内部は撮影禁止なのて、掲載の写真は
東大寺HPから転載させて頂きました。)