京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京料理「鳥米」 宮川町の芸舞妓と京料理の夕べ

2023年11月07日 09時55分00秒 | 日記
 11月2日は.京都の西にある松尾大社門前に店を構える「京料理 鳥米」さんへ。





「宮川町の芸舞妓と京料理の夕べ」に参加しました。

鳥米さんは店名に「鳥」がつくように「生鳥水煮」が名物の京料理の名店です。











予約の時間までの間、庭園を散策しました。
回遊式庭園で西山から嵐山の峰々を風景に取り込んだ庭園です。





先代が相撲好きと言う事もあり相撲関係の物が1階に展示されています。







会場は2階の宴会場です。
舞台も備わり宮川町の芸舞妓さんの舞が楽しみです。



ウェルカムはお薄とさつまいもの和菓子、、、ほっと気持ちが安らぐ瞬間です。



お品書きも立派で料理への期待値も上昇します。
料理長の田中良典さんは若干41才の新進気鋭の料理人です。
京都の料亭の中でも最も若い料理長のおひとりです。



① 八寸





司会の方の案内が無いので我々のテーブルは先に頂きました。

その後に乾杯の音頭がありましたが、我々3名は空のグラスで乾杯(笑)しました。







ここで宮川町の芸舞妓さんが登場!
場の雰囲気が一変します。

祇園小唄を始め2曲を披露されました。





地方で三味線を披露されたのは"多栄(たえ)"さん、、、おいくつに見えるでしょうか?
花街に詳しく方ならご存知ですが、なんとおん年91才、昭和7年生まれの花街の"生き字引"的な存在です。

席にも廻って下さいましたが、とても91才には見えないです。

会話の巧みさ、楽しさ、明るさ、、、花街の全ての要素を兼ね備えられいるまさに"レジェンド".です。

もの凄い"パワー"を頂きました。

その後は楽しい"お座敷遊び"タイム
予め、各自のテーブルに番号札が置かれていて、抽選に当たると"お座敷遊び"が出来ます。







僕も2回目の「とらとら」の"お座敷遊び"に当たり、舞台に上がりました。
勝負には勝ったのですが、何故か?ペナルティのビールの一気飲みが待っていました。





 

② 煮物椀

真薯の横には松茸や蛤、帆立、蒸し鮑が添えられた贅沢な椀です。
京料理の命"出汁"も非常に美味しかったです。







③ 煮合と強肴

京山城鴨ロースはホント美味しかったです。
皮目には、炭火の焦げが付き、全く臭みがありません。

鴨の深い味わいと炭火の香ばしさがたまらないハーモニーです。



④ 油物

海老芋コロッケと柳砂鰆西京焼、、、万願寺とうがらしとすじ青のりがのっています。

海老芋は棒鱈と炊かれたり、煮物が多いですがコロッケに、、、
出汁の効いた餡を絡めて食べると非常に美味しかったです。
万願寺とうがらしも緑ではなくて赤いのが使われていて、ようやくやって来て"秋"を感じる演出です。



⑤ 留椀

"鳥米"さん名物の、秘伝鳥スープ

具材には嵯峨釈迦堂横にある森嘉の豆腐、葱、針生姜が入ったいます。
スープだけでもコクがあり美味しいです。
一度、名物の「生鶏の水煮」も頂いてみたいものです。




⑥ ご飯

ご飯は丹波栗が入った松茸ご飯



⑦ 水物

この日は、梨と、柿のワインゼリーかけでした。
柘榴(ざくろ)の実とミントが添えられています。

向付として、本鮪と天然真鯛の刺身が出されましたが、芸舞妓さんに夢中になってしまい撮るのを忘れてしまいました。

同じテーブルの方とも仲良くして頂き、楽しい宴でした。