
4月9日、大覚寺大沢池エリアの満開の桜を楽しんだ後、徒歩で二尊院へと来ました。

















二尊院は、平安時代創建の天台宗寺院です。

ご本尊の釈迦如来と阿弥陀如来を祀ることから二尊院と称されています。
二躯の本尊はまるで双子のようなお姿で、金泥塗り、玉眼入りで国の重要文化財に指定されています。
二尊院の二如来像は鎌倉時代中頃に、春日仏師によって作られたと言われています。
本堂の中央に安置されており、右に釈迦如来像、左に阿弥陀如来像が並んでお祀りされています。




秋には"紅葉の馬場"と呼ばれる参道も、この時期は"桜の馬場"に変わります。



百人一首にも詠われた小倉山の麓に広がるこの寺は、紅葉の名所として名高く、四季それぞれの情景は絶景です。
承和年間(834-48)慈覚大師円仁が開基となられ創建され、応仁・文明の乱のあと法然の弟子湛空が再興されました。
総門は伏見城の遺構と伝える薬医門です。


また、この地は小倉餡発祥の地とされ、2005年に井筒八ツ橋本舗六代津田佐兵衛により記念碑が建立されています。
餡子好きの僕には有難い石碑です。






境内は広大で山裾まで伽藍が点在し、裏山の奥には藤原定家の時雨亭跡といわれる場所があります。

二尊院拝観受付の向かいには井筒八ツ橋本舗さんがお店を出されています。
いつも、拝観後にはこちらで一服するですが、この日は生憎お休みでした。
次にお気に入りの庭園が広がる大河内山荘へと向かいます。
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