京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

「発見された日本の風景」大坂高島屋7階グランドホール

2023年09月28日 16時36分00秒 | 日記
 9月17日は、大阪高島屋で開催されている「発見された日本の原風景」展に行って来ました。



明治時代、日本は欧米諸国に追いつく為に富国強兵を実施して来ました。
西洋諸国の文物や人々を迎え入れ、一大変革期を迎えました。







美術界でも日本を訪れた外国人画家たちは日本の文化や自然を描き、また、日本人画家たちは西洋の新しい技法で日本の風景や暮らしを描くようになりました。







こうした作品の多くは外国人が購入し海外へと渡ってしまいました。







コレクターである高野光太正氏は半生をかけて、これらを収集し、日本へと持ち帰りました。







高野光正氏のコレクションには、今まで失われてしまった明治期の貴重な日本の姿が残されています。







人々の暮らしを描いた絵画のひとつひとつに黎明期の日本の古き良き時代が描かれています。







明治維新からわずが155年、、、
古き良き明治期を知ることの出来る"珠玉のコレクションです。



2021月9月7日〜10月31日まで京都近代美術館でも同様の展覧会が開催されました。











鳳凰堂建立970年に訪ねる 平等院の特別拝観②

2023年09月28日 08時34分00秒 | 日記
 9月26日の記事の続編です。







浄土院と養林庵書院とを神居文彰(かみいもんしょう)ご住職の解説で拝観し、次に鳳翔館ミュージアムを観賞します。
(毎回思いますが、世界文化遺産「平等院」のご住職を務められるだけあり、非常に分かりやすくお話され、しかも無茶苦茶"博学な方"です。










ミュージアム内はまさに国宝ワールドです。





最新の調査で阿弥陀堂内は煌びやかな彩色に彩られた"極楽の世界"が描かれていたそうです。
末法思想の中で藤原道長・頼道親子も"極楽の世界"に行きたかったのでしょう。



8月31日の朝日新聞に掲載されていましたが、創建当時は一部は板葺きだった可能性が高い、とする研究成果が平等院より発表されました。

中堂の大屋根は現在と同じく瓦葺きだったようですが、その下にある裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根は板葺きで、瓦葺きと板葺きとのハイブリッドだったようです。

建立から970年も経過して新たな事実が解明されるのは、現在まで継続して研究されて来た大きな成果です。

次に、鳳凰堂内部の拝観です。
一般の拝観が16時10分の回が最終で、その後に我々20名だけの貸切り拝観です。
(一般拝観は約50名です。)











ご本尊の阿弥陀如来坐像は定朝が製作した証拠が残る唯一の仏像で平安時代独特のふくよかな体型と穏やかな表情が特徴です。

創建から970年を経過してもなお輝きを放つ阿弥陀如来と二重に吊るされた天蓋、、、見応えたっぷりの鳳凰堂内部です。





こんな特別感満載のJR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員イベントですが、残念な事に来月10月いっぱいで終わってしまいます。
"ホントの京都"を深く深く掘り下げ教えて頂いたイベントの数々、、、残念でなりません。

あと3回、イベントが残されています。
しっかりと京都を学びたいと思います。