京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

六波羅蜜寺

2023年05月17日 08時30分00秒 | 日記
 京料理「はり清」で京都の伝統芸能を楽しんだ後、徒歩で六波羅蜜寺へと来ました。

ご本尊は十一面観音立像(平安時代・国宝)ですが秘仏の為に通常はお厨子の中に安置されていますが、12年に一度、辰年の時にご開帳されます。





六波羅蜜寺は西国三十三所観音巡礼第17番札所として知られる空也上人ゆかりのお寺です。

石碑にもあるようにこの周辺は鎌倉時代には平家の本拠地が置かれた地です。







令和4年5月には新しい宝物館「六波羅蜜 令和館」が完成し、ゆっくりと寺宝を鑑賞出来るようになりました。



空也上人立像(鎌倉時代・重要文化財)

六波羅蜜寺で最も有名な像ではないでしょうか?
運慶の四男康勝の作で、胸には金鼓を、右手には撞木を持ち、左手には鹿の角の杖をついたお姿です。

口からは6体の阿弥陀仏が現れたとの伝承を表した写実性が特徴的です。



平清盛坐像(鎌倉時代・重要文化財)

武士で初めて太政大臣に上り詰めた平清盛坐と言われていますが、異説も多いです。


ご本尊の東を護る持国天(平安時代・重要文化財)
四天王のおひとりらしい威圧感があります。



地蔵菩薩坐像(鎌倉時代・重要文化財)

仏師運慶の作。
もとは一族の菩提寺十輪院のご本尊。
運慶らしい美しい地蔵菩薩です。

その他にも運慶坐像や湛慶坐像がお祀り、展示されています。(ともに鎌倉時代・重要文化財)



また、境内には"都七福神"のひとつ弁財天がお祀りされ、信仰を集めています。



最後に御朱印を授与して頂き、次に嵐山へと向かいます。