苔寺(西芳寺)で苔の美しさに魅了され、次に「竹の寺」とも呼ばれる地蔵院に来ました。


















竹の緑が"癒し"を感じる静かなお寺です。





総門を入り参道を進むと本堂があります。
お寺の名称の通りご本尊は地蔵菩薩さまです。
その本堂(地蔵堂)の隣りには頓智で有名な一休禅師と母君の石像が建っています。
応永元年(1394)に後小松天皇の皇子として生まれた一休さんは6歳で安国寺に移られるまでここ地蔵院で過ごされています。

その奥には室町幕府で管領職にあり三代将軍義滿公を補佐した細川頼之公の墓がお祀りされています。





本堂の前で右に折れ中門を潜れば庫裡と方丈が並んでいます。
方丈前の庭園は「十六羅漢の庭」と呼ばれ、庭石のひとつひとつが羅漢さんを表現しています。(京都市指定名勝)



部屋には元首相・細川護熙氏が揮毫された東山の夜景や"瀟湘八景図"の襖絵が奉納されています。
細川家ゆかりのお寺に数々の襖絵を奉納されていますが、こちらの襖絵は一連の襖絵奉納の第一号だそうです。



庭園と反対側には"猪の目"の窓の部屋があります。
"猪の目"のデザインはハート型に似ていますが、それとは全く異なり日本古来からあるデザインのひとつです。

最近では宇治田原町にある正授院の"猪の目"窓が有名になっています。
(こちらはどう見ても"ハート型"に見えますが、、、)


竹の緑が"癒し"を感じる静かなお寺です。


次に建仁寺の塔頭寺院のひとつ"霊源院"へと向かいます。