京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

大徳寺 本坊伽藍特別拝観

2023年05月08日 07時32分00秒 | 日記
 4月27日は大徳寺へ。





この日から6月4日まで本坊伽藍の特別拝観が始まります。
12時前には着きましたが、今、並んでいるのは13時50分の予約分です。





数日前にテレビで放映された為でしょうか?2000円と決して安くはない拝観料金ですが凄い人気です。

約20名単位のツアー形式で京都春秋の方がガイドをしてくれます。

先ずは三門(金毛閣)からです。




以前にも一度、三門を潜った事はありますが、千利休切腹の原因ともなったと言われる三門だけに感慨もひとしおです。

大徳寺山内でも最古の建築物のひとつで、一休宗純禅師の参徒で連歌師宗長の寄進により一層の三門が創建されます。

その60年後に千利休の寄進により二層目が増築されています。

内部は全くの非公開で天井龍は長谷川等伯筆。
また、須弥壇の向かって左手には利休の死後に造立された利休像が安置されているそうです。

次に仏殿です。









通常でも外部からはお詣りする事が出来きますが、内部に一般の拝観者が立ち入るのは大徳寺の長い歴史でも今回が初めての事だそうです。

天井の龍図は狩野派二代目元信の筆によるものです。

次に法堂です。






法堂は禅宗寺院では重要な建物で大徳寺管長猊下が法を解かれる所で仏像はお祀りされていません。

天井画は狩野探幽による"鳴き龍"で、龍図の下で手を叩くと建物内に反響します。
おひとりおひとりが試されていました。

最後に国宝の唐門です。

今回、お寺さまのご配慮で、通常は撮影禁止の唐門は撮影が許可されています。















本坊方丈南庭にある国宝の唐門です。

豊臣秀吉が築城した聚楽第の遺構と言われ、もとは明智門がありましたが、明治になりその明智門は南禅寺金地院に移され、その後に金地院にあったこの唐門が移築されたそうです。

本坊伽藍特別拝観までの時間、特別公開されている黄梅院と興臨院とを拝観しました。

次に黄梅院の記事を書くつもりです。