相国寺を拝観後は承天閣美術館へ。
蔦の細道図屏風(重文) 俵屋宗達筆(5月22日からの第二期で展示)
後水尾天皇像
佐竹本三十六歌仙絵 断簡 源公忠(重文) 鎌倉時代
源氏夕顔蒔絵手箱(重文) 室町時代
禅宗寺院の美術館だけに庭園だけではなく室内もいつもき綺麗に清掃が行き届いています。
3枚目の写真にある燈籠は大徳寺聚光院にある千利休の墓石と同じ形です。
先ずは第一展示室へ。
蔦の細道図屏風(重文) 俵屋宗達筆(5月22日からの第二期で展示)
後水尾天皇像
佐竹本三十六歌仙絵 断簡 源公忠(重文) 鎌倉時代
源氏夕顔蒔絵手箱(重文) 室町時代
源氏物語図屏風 狩野常信筆 六曲一双
こうして出品作品名を鑑賞していると"平安王朝の雅"への憧れがずっと続いているのがわかります。
続いて第二展示会へ。
こちらには山外寺院のひとつ銀閣寺の書院や金閣寺の茶室"夕佳亭"が再現されています。
相国寺は伊藤若冲との縁が深く、若冲作品を多数所蔵されています。
しかし、明治政府による上知令により寺領が大幅に縮小し寺の運営も困難になりました。
「釈迦三尊像」
お寺が困窮した時にもこの作品だけは売らなかった相国寺第一の"寺宝"です。
現在でも重要な法要の時には方丈室中の間に掛けられます。(高精度デジタル複写)
「動植綵絵」 前述の「釈迦三尊像」を荘厳する為の30幅にも及ぶ花鳥図の大作で若冲を代表する作品です。
お寺の運営資金を調達するために多くの若冲作品を明治22年(1889)に皇室に献上しています。
現在は宮内庁三ノ丸尚蔵館に所蔵され昨年7月には国宝に指定されています。
今、相国寺があるのも若冲がお寺を救った事になります。