京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

下鴨神社 御手洗祭

2021年07月27日 07時19分00秒 | 日記
 下鴨神社で毎年催される神事のひとつで境内にある池に足を浸して無病息災を祈る神事です。









「足つけ神事」とも呼ばれ、平安時代から続く禊(みそぎ)の風習が庶民に広まったと言われています。

6月30日の夏越しの祓の日に「水無月」のお菓子を食べる風習のように、京都の伝統的な風習は公家社会や宮中の行事が元になっている事が多いです。
1200年もの間、都であり続けた京都の歴史や伝統を思います。









受付で300円を納め、次の場所で蝋燭を受け取ります。

冷たい湧水に足を浸し、蝋燭に火を灯して無病息災を祈ります。









井上社(御手洗社)の下からご神水が沸いています。
コロナ禍の前には係の方が陶器に入れて振る舞って頂いていましたが、今年は感染予防の為に中止され、代わりにポリ容器に入ったご神水が150円で売られています。

みたらし団子はこの池から水が湧く様子が起源と言われています。

また、こちらの池では葵祭の斎王代が禊をされる場所でもあります。(上賀茂神社と隔年に行われます。)





4年前になりますが立秋の前後に一年の厄を払い、無病息災を祈る神事の「矢取神事」に氏子(?)として参加させて頂きました。

御手洗池の中央に斎矢(いみや)を立て、厄除けの人形(ひとがた)が流されると裸の男たちが一斉に飛び込み矢を奪い合う神事です。

御祭神の玉依媛命が川遊びで一本の矢を持ち帰ったところ、ご懐妊され賀茂別雷神を産まれた古事による神事です。

事前に「神事なので平和な行事ですよ!」との事でしたが、皆さん必死でマジ真剣勝負でした。

こちらの神事もコロナの影響で昨年は神職の方のみで行われました。