12月6日の最終は竹の寺地蔵院です。
地蔵院は、南北朝時代の貞観6年(1367)室町幕府管領職にあった細川頼之公が夢窓疎石を勧請開山に迎え創建されたお寺です。
何よりこの寺を名高くしているのは、とんちで有名(アニメの"一休さん")な一休宗純が母君と共に5歳まで地蔵院で育てられたことです。
本堂は地蔵堂でご本尊地蔵菩薩立像や夢窓疎石、開山二世宗鏡禅師、開基の細川頼之公の木造がお祀りされています。
竹の寺だけあり常緑の竹と紅葉🍁したもみじとのコントラストが見事です。
方丈にはJR東海のイチオシ企画"モシュ印""コケ寺リウム"が猪目窓の前に展示されています。
方丈前の枯山水庭園は"十六羅漢の庭"と呼ばれ、ひとつひとつの石仏は修行中の羅漢さんを表現しています。
近くにある"鈴虫寺"こと華厳寺はご住職の説法が楽しく、また、鈴虫の音色を一年中聴ける事からいつも混雑していますが、こちら地蔵院はそんな喧騒とは別世界でゆったりと拝観できるオススメのお寺です。
そんな雰囲気の境内地蔵堂南側には開基細川頼之公と第二代住持宗鏡禅師のお墓が自然石だけの質素な墓石の下、静かに眠られています。