京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

令和元年 最終拝観③當麻寺塔頭奥院

2019年12月30日 12時54分00秒 | 日記
 西南院を後にし、境内の一番西側にある奥院へと来ました。






奥院は京都東山にある浄土宗総本山知恩院の「奥之院」として建立されました。
応永3年(1370)知恩院のご本尊としてお祀りされていた法然上人像(重要文化財)を戦乱続く京都から後光厳天皇の勅許を得てこちらに遷座し建立されました。




西側には浄土庭園が広がっています。
石組と渓流で現世を表現し、上段には阿弥陀如来の石仏がお祀りされ浄土の世界が広がっています。
庭園の多くの場所で菰(こも)の傘に守られた冬牡丹が寒風に負けず大輪の花を咲かせています。











また、大方丈の前には「二河白道」の庭園が目を引きます。







二河白道とは浄土教における阿弥陀仏の救いを説く比喩で、火と河と水の河を人の貪欲と怒りにあとえ、その間にある白い道は、極楽に向かう通じる道で往生を願う信心に喩えられています。







最後に御朱印を授与して頂き、最終目的語の石光寺(しゃっこうじ)へと向かいます。







PS:最後の写真は當麻小学校の横から撮影した二上山です。
太古から変わらない風景でお気に入りの撮影ポイントです。





奈良県吉野山④吉野神宮

2019年12月30日 07時07分00秒 | 日記
 金峯山寺、吉水神社、如意輪寺と巡り最後に吉野神宮へとやって来ました。
自動車で来るたびに前は通りますがお詣りするのは初めてです。 







創建のきっかけとなったのは明治天皇が後醍醐天皇の"建武の新政"の偉業を思われ明治22年に吉野神宮の創建を仰せられました。





吉水神社にお祀りされていた後村上天皇の御製と伝わる後醍醐天皇の御尊像も吉野神宮本殿へと移されました。

明治34年には社格が官幣大社に昇格され、大正11年には社殿改築造営が始まり、昭和7年に完成しています。
実に、明治、大正、昭和の三時代に渡り造営された国家事業でした。





境内には約400本の山桜があり例年4月10日前後に見頃になるそうです。
また、大鳥居の横には紅垂れ桜🌸があり、その美しさは全山一と言われいるそうで一度是非にも見てみたいものです。





最後に御朱印を授与して頂きました。