京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2019錦秋の京⑰仙洞御所

2019年12月08日 17時10分00秒 | 日記
 12月3日は3ヶ月前から往復葉書で申し込みをしていた仙洞御所の参観に来ました。
11時からの参観の10分前に来ましたが、当日受付の方が30名ほど並ばれていました。








参観コースはまずは大宮御所から始まります。先日、今上天皇皇后両陛下が京都に来られた際にはこちらでお泊まりになられました。

南庭には松、竹、梅が植えられた「松竹梅の庭」です。

小さな潜り戸をくぐりいよいよ仙洞御所内に。







北池を中心にした雄大な宮廷庭園が広がります。紅葉🍁もまだ、間に合い素晴らしく景観です。










六枚橋を渡ると左手の小高い丘の上には紀貫之の邸宅跡を示す石碑が建っています。

歴代の上皇さまは、こちら北池に舟を浮かべ東山から昇る月が水面に映る月見を楽しまれたようです。これは桂離宮、修学院離宮も同じです。






苑路は南池へ。写真の紅葉橋(もみじ橋)を渡りさらに苑路を南に行くと茶室醒花亭(せいかてい)に。最も南にあり南池を中心とした南半分を見渡せます。


仙洞御所の洲浜は石の大きさがほぼ同じで小田原藩では同じサイズの石を集めるのに米一升と石と交換したそうで、"一升石"と呼ばれています。







醒花亭(せいかてい)は庭園の最も南にある茶室で手前の洲浜越しに南池全体を見渡せる位置にあります。







上の写真は柿本人麻呂を祀る柿本社です。









写真の茶室は明治17年(1884)に近衛家から献上されたお茶室で"又新亭(ゆうしんてい)と呼ばれています。中門で内露地と外露地とに分かれており、飛び石もうたれた露地庭園です。また、外部とは四つ目垣が結界の役割をしており、解放感のある仙洞御所全体から見ると異空間のようなエリアになっています。

次に自由参観になっている京都御所へと向かいます。(すぐ近くです)