石油連盟の木藤俊一会長は、19日の定例記者会見で、次期政権においてもエネルギー安定供給とカーボンニュートラル施策の両立に取り組むことに期待感を示したほか、次期エネルギー基本計画の策定に向けて、引き続き平時・有事を問わずエネルギー供給の最後の砦の役割を果たすことに意気込みを示した。
ENEOS関東第1支店は12日、ENEOS本社でENEOSカーリース接客コンテストを開催した。2021年4月に全国展開を開始したENEOSカーリースは、加盟店の接客スキル向上を目的に、昨年度から各支店でコンテストが開催されている。全国屈指の規模で開催されている関東第1支店では、昨年10月以来2回目のコンテスト開催となる。
今回のコンテストは、12特約店30名と参加者がほぼ倍増したことから、高崎と水戸の2会場でエリア予選を開催。競技時間を30分に拡大(前回は20分)し、ENEOSカーリースの接客トーク(点検結果報告~ヒアリング~提案/商談~見積/与信~次回アポイント)で審査。選手に事前に告知する情報を絞り、顧客役に俳優を起用するなど、より臨場感のある内容とした。
審査の結果、最優秀選手賞は、接客トークなどで顧客役からより多くの共感を得た、高助・Dr.Drive黒埼インター店の岩田和子選手選ばれ、立原康弘関東第1支店長から表彰盾が手渡された。
経済産業省に新たに設置されたGXグループ長に就任した、龍崎孝嗣脱炭素成長型経済構造移行推進審議官兼GXグループ長は、業界紙の共同インタビューで「GX推進法に基づき成長志向型カーボンプライシング構想を実行していくことを定めることで、脱炭素の取り組みが経済的な価値としても評価されるようなものを具体化し、導入していきたいと考えている。併せて、脱炭素に資する製品・技術が海外を含めた市場を獲得し、経済成長にもつながるよう、政策を総動員していく。国民の皆様にも、我が国として目指していくGXのビジョンをご理解いただくとともに、GXをコストではなくビジネスチャンスと捉えていただき、官民一体となって取り組みを進めていきたい」などと語った。
カメイは10日、宮城県仙台市内で「企業におけるサイバー攻撃対策セミナー」を開催した。同セミナーは取引企業を対象に、情報提供の一環として実施。対面(50名)とオンライン(500名)で開催。専門家を招き、サイバー攻撃の実態や想定される被害、企業におけるサイバーリスク対策の実態を把握し、企業が事前に講じておくべき対策のポイントなど最新情報を共有した。
ENEOSホールディングスと養豚関連のIoT機器の開発・販売などを手がけるEco-Porkは11日、養豚業初のプログラム型J-クレジット創出プロジェクトを開始すると発表した。
この取り組みは、従来の飼料からアミノ酸バランス改善飼料に変更することで、これに含まれるアミノ酸を豚の体内で余すことなくタンパク質として吸収。これにより豚の排泄物中に含まれるアミノ酸(窒素化合物)を減少させることで、排泄物処理の過程で排出される一酸化二窒素(N2O)を削減する。
豚の排泄物から発生するN2Oは、牛のゲップに含まれるメタンとともに温室効果が高いことで知られる。出光興産はカシューナッツ殻から抽出した天然植物エキスを含む飼料を開発し、牛のゲップに含まれるメタンガスを低減する取り組みを進めていることから、今回のENEOSの取り組みとともに、石油業界の新たなGHG削減対策として注目される。