12月6日(火)、第146回新見英語サロン兼新見市国際交流協会第6回英語講座を新見市学術交流センター研修室1・2において開催しました。
今回のテーマは、「海外で体調を崩した時のための英会話」。
このような英語は使わないに越したことはありませんが、万一に備えて練習しておく必要はあると思います。
まずは、薬屋(薬局)にて薬を買う時の会話例を次のように示しました。
Alan: I have a bad headache. Is there a drug store around here? (ひどい頭痛です。この辺りで薬屋はどこですか。)
Kiyoshi: There is one near here. I’ll take you there. (この辺りに1軒あります。連れて行きますよ。)
Alan: Thanks. (ありがとう。)
(at the drug store)(ドラッグストアで)
Clerk: May I help you? (いらっしゃいませ)
Alan: I have a bad headache. Do you have aspirin? (ひどく頭痛がするのですが、アスピリンはありますか?)
Clerk: Yes, we do? Do you think you have a fever? (はい、ございます。熱はあると思いますか?)
Alan: I don’t think so.
Clerk: Here you are. This is 1,000 yen. Please take care. (こちらです。1000円になります。お大事に。)
Alan: Thank you. (ありがとう。)
ここで登場してもらっているのが、Alanさん。
実は、Alanさんは、僕が大学時代にカリフォルニア州サンノゼに語学研修に行った際、ホームステイをさせてもらったお宅のホストファーザー。
コンピュータ会社にお勤めで、日本にも時々出張に来られていました。
ある出張の時に、鎌倉を案内させてもらいましたが、この会話はその時に彼が頭痛がするということでアスピリンを買いに行った時のものです。
これをもとに、ALTの先生方とともに練習をしてもらいました。
室内にI have a headache.(私は頭痛がします)という英文が飛び交っていて少しおかしな練習風景でした。
次は、医療機関での受診の際の英会話表現の練習です。
僕は、これまでの渡航経験の中で、幸いなことに自分が体調を崩して医療機関を受診したことはありません。(体調不良は何度かありますが、受診するまでには至りませんでした。)
研修旅行の引率では、看護学科の学生を連れて医療機関の見学に何度も行かせてもらっています。
また、研修旅行中、体調を崩した学生に付き添って病院に行ったこともありました。
(at the reception)
Hospital Staff: Hello. How may I help you? (こんにちは。いかがなさいましたか。)
Hanako: I have a stomachache. I would like to see a doctor as soon as possible. (おなかが痛いです。できるだけ早く診察をお願いします。)
Hospital Staff: All right. Is this your first time to come to this hospital? (今回が初めてのご来院ですか。)
Hanako: Yes. This is my first visit. (はい、初診です。)
Hospital Staff: May I see your insurance card? (保険証、お願いします。)
Hanako: Here you are. (はい、どうぞ。)
Hospital Staff: OK. Please fill in this form. (それでは、こちらの書式にご記入ください。)
(at the doctor’s office)
Doctor: What is your problem? (いかがなさいましたか。)
Hanako: I have a stomachache. (お腹が痛いです。)
Doctor: How long have you had this problem? (いつ頃から痛みますか。)
Hanako: It started yesterday. (昨日からです。)
Doctor: Did you eat anything bad? (何か悪いものを食べましたか。)
Hanako: No, I don’t think so. (いいえ、食べていません。)
Doctor: OK. I’ll take your temperature. (それでは体温を測ります。)
Hanako: I think you have a cold. I will prescribe some medicine for you. (風邪だと思います。薬を出しておきますね。)
Doctor: Thank you, Doctor. (先生、ありがとうございます。)
この会話は、Hanakoさんという仮名を使っていますが、その時の状況を参考に作ったものもです。
発音練習の後、この会話をもとに練習をしました。
今回が今年度の国際交流協会の英語講座としては最終回でしたので、それぞれ感想のコメントを発表してもらいました。
今回のシリーズでは、モデル会話を提示したことがよかったという声が何人かの受講者から聞かれました。
作成にやや時間を取られましたが、モデル英会話があったほうが練習しやすいということもわかりましたので、次回からも採り入れていきたいと思います。
また、ALTの先生方とたくさん話ができてよかったという声も多くの受講者から寄せられました。
やはり、実際の外国人とお話をするということが、英語[外国語]学習の大きな動機づけになることを感じました。
仮に、私一人でこの講座を担当しても、きっとあまり魅力的なレッスンはできないかと思います。
今回のように、毎回5〜6名のALTの先生方に参加してもらえると、レッスンがとても素晴らしいものとなります。
例えてみると、今回の英語講座は、メジャーリーグのオールスターの監督のようなもので、優秀な選手が揃っているので、それらの優秀な選手をいつどのように使えばいいかを考えれば、あとは優秀な選手たち(ALTの先生方)が素晴らしいプレーをしてくれるようなものなのです。
大学の普段の授業でもこのように数名のALTがいたら、何と楽しい授業が展開できるでしょうか…。
それはさておき、とても楽しい全6回の英語講座でした。
参加してくれた皆さんありがとうございました。