卑下慢 (ひげまん)
「慢心」は、仏教の教えの中で九種類あるそうだが、要は自分が他人より優れていると思い込み、他人に対して誇りたがる心の驕りを言う。
その九種類ある「慢心」の中でも、もっともわかりやすいのが「増上慢(ぞうじょうまん)」
これは高ぶるコト、思い上がるコト、他人と比較して自分を高く評価するコト。
まだ悟りを得てない人が、そのコトに気付かず、エラそげにしているコトを「増上慢愚(ぞうじょうまんぐ)」という。
わかりにくい・・そーゆーイミでも、もっとも自分で「慢心」だと自覚しにくいのが「卑下慢」であろう。
「私なんか、とてもとても・・」
「私はダメ・・」
・・といって、自分を卑下ばかりしている・・これも「慢心」だというのだ。
「ケンキョゴーマン」(=謙虚傲慢)という言葉を聞いたコトがあるが、自分を卑下するのも、"自分"という存在が大きいがゆえ—「我」が強いからこそ・・。
"自分"など、何ほどのものでもないのだ。
よーく覚えておこう・・。
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