Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

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水木しげる、文化功労者に!

2010年10月27日 | マンガ・アニメ

今まで5度もアニメ化(!)されている「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家水木しげるが、王貞治吉永小百合とともに、今年の文化功労者に選ばれた。

もちろん、今年選ばれた人の中で、88歳の水木は最高齢!

 

既に紫綬褒章旭日章文化勲章の受賞歴がある水木はインタビューで、「もうちょっと上の賞はないのかな・・?」と、とぼけてみせた。

 

NHKの朝の連ドラ、「ゲゲゲの女房」が好評で、その影響から郷里の鳥取県境港市にある水木しげるロードでは、空前の”ゲゲゲ・ブーム”だとかで、去年157万人だった観光客は、今年、既に倍近い300万人を超える勢い!

当然、過去最高で、ドラマの舞台になった東京都調布市にある深大寺去年の5倍(!)もの人が訪れているそうで、そうした地域振興への貢献も今回の受賞につながったようだ。

 

妖怪好きの自分は、水木しげるのマンガより、妖怪図鑑などに出てくる妖怪の絵に小さい頃から惹かれていた。           

水木しげるの描く妖怪の多くは、古典の画を参考にしているが、「子泣き爺」「砂かけ婆」「ぬりかべ」「一反木綿」などは文字による記録のみで、古典の画が存在せず、水木によって、はじめて絵として描かれたオリジナルであり、現在の日本人がもつ「妖怪」のイメージの多くは、水木の漫画から大きく影響を受けている。

 

妖怪研究家としても有名で、水木の周囲に集まった荒俣宏京極夏彦村上健司多田克己らの妖怪好きと共に世界妖怪協会を立ち上げ、会長に就任、”御大”と呼ばれている。

他にも日本民俗学会会員民族芸術学会評議委員なども歴任、調布市名誉市民にも選ばれている。

「水木しげる」なくして、日本の妖怪文化は語れないのである。

 

ちなみに、自分が好きな妖怪は「ぬりかべ」

水木自身は「ねずみ男」がお気に入りのようで、その理由は「ねずみ男をマンガに出すと、お金がたくさん入ってくる」からだとか・・。

 

奥さんの武良布枝さんと共にTV出演する機会も多くなり、そのおしどり夫婦ぶり、夫婦漫才のような掛け合いに夫婦仲のよさ、ユニークな人柄が偲ばれ、思わず笑みがこぼれてしまう。

見合いから結婚まで、わずか5日のスピード婚(!)というのは、既にドラマでも周知の事実だが、2人が寄り添う姿は、年をとったら、こんな夫婦になりたいなぁ・・と思わせる。

 

「空気のようなもの・・」と奥さんのコトを語る水木しげると、それを黙って笑顔で聞いている布枝さん。

 

―純粋に、美しい夫婦の姿だ。

 

今回の賞は、まさしく夫婦でとったものだと言えるだろう。

 

『水木サンの幸福論―妖怪漫画家の回想―』に、こうある。

 

「自分の好きなことを自分のペースで進めていても 努力しなくちゃ食えん、というキビシイ現実があります。

それに、努力しても結果はなかなか思い通りにはならない。

だからたまには怠けないとやっていけないのが人間です。

ただし、若いときは怠けてはだめなのです!

何度も言いますが、好きな道なのですから。

でも中年を過ぎたら愉快に怠けるクセをつけるべきです

~(中略)~

ときどき怠けることは、生きていくうえで大切なことです。

そして、仕事でも役立つのです」

 

―とゆーワケで・・

        「なまけものになりなさい」 by 水木しげる

 

 


 





 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
妖怪。 (トーマス。)
2010-10-29 00:23:34
 あ、どうも。こんばんは。思いつくのは
やはり「ねずみ男」氏でしょ~か……。

 彼は元気にしてるのかな~?最近、
消息不明です。今回はいつもにも増して
本格的に行方不明です。
返信する
ねずみ男 (きんと)
2010-10-29 08:31:18
連絡とれないの?

どこ行っちゃったんだろ・・?

元気にしてるかなー・・。
返信する

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