「チャレンジャー」の1面のBGMがシューベルト作、「軍隊行進曲」なのは何度か書きました。皆さん、原曲(オーケストラ版)はご存知ですか?私が思うに、けっこう知らない方が多いと思うんですよ。いや正確に言うとゲームで聞ける部分は知っているけれど…原曲のAメロの明るい部分しか知らない方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ホンモノの「軍隊行進曲」には明るいAメロの後にさみしいBメロ(展開部)があるんですね。「軍隊行進曲」って実は「悲しい曲」なんですよ!「オレ、この戦争で死ぬかもしれない…けど…きっと帰ってくるよ。泣くなよ、おフクロ。おフクロが泣いたらオレまで泣けてくらあ。帰ってきたらまたあのタマゴ焼きと味噌汁、作ってくれよな。じゃあな。…とーちゃんとあんまりケンカすんなよな…」
知らない方で興味のある方は是非聞いてみてください。ファミコン版とは全然イメージ違いますから。で、作曲者のシューベルトに対して、私はとても失礼なことをしてしまったのではないか、と今さらながらに思うわけです。元気なAメロ⇒さみしいBメロ⇒もう一度元気なAメロ…という構成があってはじめて曲として成り立っているものを無断で「キャッチーなAメロだけ取り出して」しかも「警笛の音を勝手に入れて」さらに「強引なブリッジを入れてAメロからまたAメロに無理矢理リピートさせて」って…こりゃシューベルトさん怒り心頭ですよ。グーで殴られちゃいますよ。大昔にとっくに亡くなってて著作権とか利害関係ないからとりあえずOKってことになってますけど(ボッカ~ン)。
キノコさん、死んだら天国でシューベルトさんに呼び出されるんだろうなー。「キノコくん。話は聞いてるよ。生前、私の曲のイメージを台無しにしてくれたんだってね。キミ、軍隊行進曲のBメロ知ってる?え?あれ?知ってたんだー。知っててあんなアレンジしたんだー。
あとで体育倉庫のウラに来てくれる?カラダで教えてア・ゲ・ル…フッフッフ…」天国の体育倉庫っていったい…危うしキノコさん!緊迫の次号へつづく…
むかしむかーし、キノコという名の爺さんがおっての。それはもう物忘れはするわ、勘違いはするわ、ボケまくりの大バカジジイだったそうな。ある日キノコ爺は自分がふぁみこんで作った曲をしーでぃーにしたそうな。キノコ爺は言ったそうな。
「こんなかにはワシの作ったふぁみこん曲がぜーーんぶ入っとる。ぜーんぶじゃ。間違いない。わーーはっはっは。」
あくる日。キノコ爺のもとに1通のめーるが届いたそうな。「キノコ爺。そなた、ひとつ大切なことをお忘れではないか?『桃太郎伝説』じゃよ。あのそふとの中にもそなたの作りし曲があったじゃろが。」
「あ」キノコ爺はビックリして飲みかけていた酒を全部飲み干してしまいました。ゴックン。
「しまった!忘れていた。この酒は『純米大吟醸・天狗舞』。高価な酒だったのに動揺して一気に飲み干してしまった~もっとチビチビ味わって飲むつもりだったのに…く~~。む、無念。」バタンコ。キノコさんはしにました。
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CD「桃太郎電蓄」。言わずとしれた「桃太郎伝説」(1987.10発売)のBGMが収録されたアルバムです。
この中の#12「村祭り」がキノコさんの曲です。29曲収録されていてそのほとんどが関口和之氏(サザンオールスターズ・ベーシスト)作曲。私は1曲だけの提供となっています。この1曲をCD「20世紀ファミコン少年」に収録するのを忘れちゃいました!ゴメンなさい。音源は持ってるんですよ。ただ「HUDSON①・②」と違うカセットテープに保存していた…で、すっかり忘れていたわけです。やっちゃったー。
しかし1曲だけ入れ忘れるってゆーのもホントにバカだよなー。キノコ爺はいつもこんな感じだそうな。めでたしめでたし…。
今日はモーツァルト生誕250周年だそうです。前に「もし彼がシ-ケンサを使ってたらいったいどんなスゴイ曲を作ったのだろうか…」と書いたことがありましたがイヤちょっと待てよ。モーツァルトよりシーケンサを使わせたらスゴそうな人がいました。そうです。バッハです。
小学生のキノコさんはピアノを習っていてベートーベン、モーツァルト、バッハなどの小品をイヤイヤ弾いていました。ただ初見の時はどの曲も「イヤイヤ」なのですが、そのうち曲を覚え始めるとモーツァルトは「楽しい」気分で弾けるようになるのです。私のピアノ講師は結構厳しくて「暗譜」(楽譜を一切見ないで曲を終わりまで演奏する)を強制していたのですがモーツァルトは強制されるまでもなく自主的に暗譜できたんですよ。曲が楽しかったから。それに対してバッハさん。暗譜しづらかったなー。とにかく「音楽」でなく「研究」してる感じ。「対位法」ってゆうんですか。とにかく数学的で苦手でしたねー。「インベンション」の2声、3声…2声はまだしも3声って人間の手は2本しかないのに3人が弾いてるかのようなハイテクが求められるんですよ。今考えると「そんなのは練習するよりシーケンサに打ち込んで聞いてれば(暴言)?」って感じ。キノコさん、ずいぶん不貞腐れて態度悪かったと思いますよ。あの時のピアノの先生ごめんなさい…
ヤマハDX-7、ご存知の方多いと思います。FM音源搭載の「デジタルシンセサイザー」ですよね。発売が1983年。キノコさんが買ったのは1986年くらいのことでした。たしか「スターソルジャー」「迷宮組曲」はDX-7で作曲したような記憶があります。「忍者ハットリくん」までがRoland JX-3Pだったような…。
で、このDX-7。「楽器」としての性能に優れていたんですねえ。理由はひとつ。「ベロシティ」という概念が導入されていたことです。ひらたくいうと鍵盤を強く叩けばデカく強烈な音、そーっと触れば弱く優しい音が出る、という機能です。「そんなの楽器として当たり前じゃん」って思う人、あなたは正しい!DX-7の登場以前はシンセサイザーの鍵盤は単なるスイッチ。JX-3Pは思い切り弾いても、そーっと触ってもまるで同じ音量でボッカーン!って鳴ってたのです。DX-7の登場後、各楽器メーカーは「タッチレスポンス」「タッチセンス」などの機能をこぞってつけ始め、やっとキーボードは楽器として成立し始めた、というわけなんですね。
ファミコンのコントローラにもベロシティが検出される機能がついていればもっと面白かったと思いますよ。たとえばジャンプする時。弱く押せば小ジャンプ、強く押せば大ジャンプできる、とかね。「ボンバーキング」でも爆破ボタンを弱く押すと小爆発で済んで自爆を避けられるけど、思い切り強く押すと画面の半分くらいのすべてが吹っ飛ぶ…とかね。ただユカイなのはファミコンのコントローラには現実としてベロシティ機能がついてないのに場面によってそっと押したり、強打したりしませんでしたか?結果は変わらないのに…
CD「20世紀ファミコン少年」に関して問い合わせのメールを送ってくださった皆さん、ありがとうございます。ほとんどの方が20年前の「小学生時代の思い出」のコメントをつけて送ってくれました。皆さん口々に「今でも曲覚えてますよ」とか「自分は持ってなくて、持っている友達がうらやましかった」とか。で、それらのひとつひとつに返信しながらキノコさんの感動ゲージがだんだん盛り上がっていきまして…ついにこの↓メールでベルトのゲージが頂点に達しサナギマンはイナズマンに変身、もといキノコさんの目から感動の涙が溢れてきたのでした。
『国本様、はじめまして。○○と申します。
先ほどブログを拝見して、「20世紀ファミコン少年」のことを知りました。モロにファミコン世代な私には、たまらない内容のCDです。
(中略)
国本様の曲は、30代になった今でも心に染み込んでいて、ふとした時に頭の中で鳴り始めるのですが、その途端、夢中になって遊んでいた子供の頃のことを思い出します。つまり、私にとっては、ちょっとしたタイムマシンなのです。そんな素晴らしい贈り物(=大好きだった数々の名曲)を作曲された方に、こうしてメールを送らせて頂いていることが少し不思議なことに思えると共に、とても感激しています。それでは、「20世紀ファミコン少年」の入手方法の件、どうぞ宜しくお願い致します。』
ヤバイ。また泣けてきた。え~ん。キノコさんとても涙もろいんですよ。
しかも涙腺を刺激する言葉がちょっとおかしい傾向にある。
「タイムマシン」とか「贈り物」とかは反則です。頼むからやめて…
イヤン。でもやっぱりやめないで。ウフンそこはイヤ、やめて…
あん。や・め・な・い・で、バカ…ってどっちやねん!はービックリした。
CD「20世紀ファミコン少年」の①#22-25が「スターソルジャー」メインBGMのNGテイクです。作り直し4回を経て初めて、皆さんがご存知のOKテイクができたわけです。この時は苦しみましたねー。私も今はサラリーマンをやっておりますが、皆さんも残業や徹夜で仕上げた企画書・報告書で4回連続NGを出されたらさすがにヘコむでしょ?根が楽天的なキノコさんも何をやってもダメで、さすがにかなり混乱しましたよ。で、どうしてこんなにNGが出たのかなーって今さらながら考えてみるとひとつ理由が思い浮かびました。
『スターソルジャー』には主人公の顔がない。そうです。あの「主役」の戦闘機、あれには当然誰かが乗っていて操縦したり弾を撃っていたりするはずなのですが、それが誰なのか全くわからない。本当はバックグラウンドのストーリーが完全に構築されていたのでしょうが、少なくともゲーム画面には主人公の顔は現れない。名前もわからない。つまり「感情移入が不可能」だったわけですよ。
デキが悪かったことの言い訳になるかもしれませんが…「チャレンジャー」「忍者ハットリくん」では主人公の「顔」が明確だったのです。ハットリくんがチクワを拾う「ボーナスステージ」のシーンなんか本当に作りやすかった。数10秒であっという間にできあがった記憶があります。でも戦闘機そのものには感情はありませんからね。
とは言ってもやっぱり苦しい言い訳かな…シューティングゲームは物語のバックグラウンドなど関係なく「そのときスカッとウサ晴らしができればいい」という性格もありますからね。結論は私の「技術が未熟だった」というところに落ち着くのでしょうね。
以前ご紹介したカセットテープ「HUDSON①・②」がこのたびCDになりました。収録されているのはファミコン本体から出ている音ではなく、MSXコンピュータ(ヤマハCX-11)+FM音源ユニット+ヤマハ・ミュージックコンポーザ…から出ている音です。私がハドソンにプレゼン用に持っていった音源で、データコンバートされる前なので微妙にホンモノとニュアンスが違ってたりします。
このカセットテープ⇒CD化に全面的にご協力いただいたのがファミコンバンド『スペランカー』のfuruumiさん。ありがとうございました。もともと保存状態が悪い20年前のカセットテープの音をキレイに生き返らせていただきました。ホント、感謝感激です。
CDは2枚組、135曲が収録されてます。タイトルを「20世紀ファミコン少年」と名づけました(私の好きな浦沢直樹さんの漫画タイトルからいただきました)。ご希望の方は私の個人メール宛ご連絡ください。
なお「収録曲リスト」も同時にアップしますが「?」な箇所が多々あります。特に「ミッキーマウス不思議の国の大冒険」と「Bugってハニー」。キノコさんはファミコンがヘタ!なのでこれらの収録曲がホントにファミコンで鳴っていたのかいまだに不確定なのです。
ということでリストの「?」部分を皆様からの情報で少しづつ確定できればいいな…と考えています。ご協力よろしくお願い致します。<o:p></o:p>
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※下線が更新部分です。 最終更新日:2006/6/15
「20世紀ファミコン少年」 CD ①
【摘要】 緑字 … 作曲:キノコ、ファミコン収録を確認済み
青字 … 作曲:キノコ、ファミコン収録未確認
赤字 … 作曲:キノコ、NGテイク
黒字 … 作曲者不詳(#48,52,56は井上大介氏と思われる)
ゲームタイトル | 場面 | テイク | ||
1 | チャレンジャー | SCENE 1 | OK | |
2 | ↓ | SCENE 2 | OK | |
3 | ↓ | SCENE 3 | OK | |
4 | ↓ | SCENE 4 | OK | |
5 | ↓ | コングラッチュレーション | OK | |
6 | 忍者ハットリくん | タイトル | NG | |
7 | ↓ | メイン | OK | |
8 | ↓ | ステージクリア | OK | |
9 | ↓ | ボーナスステージ | OK | |
10 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
11 | ↓ | コングラッチュレーション | OK | |
12 | スターソルジャー | タイトル | OK | |
13 | ↓ | メイン | OK | |
14 | ↓ | フルパワーアップ | OK | |
15 | ↓ | ラザロ | OK | |
16 | ↓ | スターブレイン | OK | |
17 | ↓ | ステージクリア | OK | |
18 | ↓ | ミッションコンプリート | OK | |
19 | チャレンジャー | SCENE 1 | NG | |
20 | 忍者ハットリくん | 忍法で無敵 | OK | |
21 | ↓ | 白猫斎登場 | OK | |
22 | スターソルジャー | メイン | NG | |
23 | ↓ | ↓ | NG | |
24 | ↓ | ↓ | NG | |
25 | ↓ | ↓ | NG | |
26 | ↓ | ? | NG | |
27 | ↓ | フルパワーアップ | NG | |
28 | ↓ | ↓ | NG | |
29 | ↓ | スターブレイン | NG | |
30 | 迷宮組曲 | スタート~城外 | OK | |
31 | ↓ | ドアオープン | OK | |
32 | ↓ | ドアクローズ | OK | |
33 | ↓ | 城内 | OK | |
34 | ↓ | ? | ? | |
35 | ↓ | 井戸 | OK | |
36 | ↓ | ボス | OK | |
37 | ↓ | ファンファーレ2 | OK | |
38 | ↓ | ボーナスステージ | (OK) | |
39 | ↓ | コングラッチュレーション | OK | |
40 | ↓ | ミス | OK | |
41 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
42 | ↓ | エンディング | NG | |
43 | ↓ | ↓ | NG | |
44 | 新人類 | ゲームオーバー | OK | |
45 | ミッキーマウス不思議の国の大冒険 | OCEAN | OK | |
46 | ↓ | PIRATES SHIP | OK | |
47 | ↓ | ボス | OK | |
48 | ↓ | ? | NG | |
49 | 新人類 | ステージクリア | OK | |
50 | ミッキーマウス不思議の国の大冒険 | コングラッチュレーション | OK | |
51 | ? | ? | ? | |
52 | 新人類 | STAGE2-1~4 | OK | |
53 | ↓ | STAGE3-1~4 | ? | |
54 | ↓ | STAGE4-1 | OK | |
55 | ↓ | STAGE4-3 | OK | |
56 | ↓ | タイトル | OK | |
57 | ? | ? | ? | |
58 | ミッキーマウス不思議の国の大冒険 | ? | NG | |
59 | ↓ | WOODS | OK | |
60 | ? | ? | NG | |
61 | ボンバーキング | ステージボス | OK | |
62 | ↓ | ラスボス | OK | |
63 | ? | ? | NG | |
64 | ボンバーキング | アイテムショップ | OK | |
65 | ボンバーキング | 地下 | OK |
※下線が更新部分です。 最終更新:2006/6/15
「20世紀ファミコン少年」 CD ②
【摘要】 緑字 … 作曲:キノコ、ファミコン収録を確認済み
青字 … 作曲:キノコ、ファミコン収録未確認
赤字 … 作曲:キノコ、NGテイク
黒字 … 作曲者不詳
ゲームタイトル | 場面 | テイク | ||
1 | 高橋名人のBUGってハニー | ? | NG | |
2 | ↓ | ステージ 2 | OK | |
3 | ↓ | SCENE 3? | ? | |
4 | ↓ | 無敵 | OK | |
5 | ↓ | SCENE 4? | ? | |
6 | ↓ | SCENE 5? | ? | |
7 | ↓ | ミス | OK | |
8 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
9 | ヘクター’87 | タイトル | OK | |
10 | ↓ | HISTORY1 | OK | |
11 | ↓ | HISTORY2/4/6 | OK | |
12 | ↓ | HISTORY3/5 | OK | |
13 | ↓ | ? | ? | |
14 | ↓ | ヘクターボーナス | OK | |
15 | ↓ | ステージクリア | OK | |
16 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
17 | ↓ | エンディング | OK | |
18 | ボンバーキング | タイトル | OK | |
19 | ↓ | ピリオドスタート | OK | |
20 | ↓ | BGM1 | OK | |
21 | ↓ | パワーアップ | NG | |
22 | ↓ | ボーナスステージ | OK | |
23 | ↓ | ピリオドクリア | OK | |
24 | ↓ | BGM2 | OK | |
25 | ↓ | コンプリート | OK | |
26 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
27 | ? | ? | ? | |
28 | ? | ? | ? | |
29 | ? | ? | ? | |
30 | ? | ? | ? | |
31 | ? | ? | ? | |
32 | ? | ? | ? | |
33 | ? | ? | ? | |
34 | ? | ? | ? | |
35 | ? | ? | ? | |
36 | 迷宮組曲 | ゲームスタート | NG | |
37 | ↓ | ゲームスタート~城外 | NG | |
38 | ↓ | 小さくなる | NG | |
39 | ↓ | 大きくなる | NG | |
40 | ↓ | ボス | NG | |
41 | ↓ | ファンファーレ2 | NG | |
42 | ↓ | ステージクリア | NG | |
43 | ↓ | ゲームオーバー | NG | |
44 | ↓ | コンプリート | NG | |
45 | ↓ | コングラッチュレーション | NG | |
46 | ↓ | コングラッチュレーション | NG | |
47 | ミッキーマウス不思議の国の大冒険 | ? | NG | |
48 | ↓ | SCENE4? | NG | |
49 | ↓ | ? | NG | |
50 | ↓ | ? | NG | |
51 | ↓ | タイトル? | NG | |
52 | ↓ | ステージクリア? | NG | |
53 | ↓ | コンプリート? | NG | |
54 | ↓ | ゲームオーバー | OK | |
55 | ↓ | コングラッチュレーション? | NG | |
56 | 高橋名人のBUGってハニー | SCENE1? | NG | |
57 | ↓ | ? | NG | |
58 | ↓ | サイドステージ | OK | |
59 | ボンバーキング | BGM2 | NG | |
60 | 高橋名人のBUGってハニー | パワーアップ? | NG | |
61 | ↓ | ボス? | NG | |
62 | ↓ | ミス | NG | |
63 | ↓ | ゲームオーバー | NG | |
64 | ヘクター’87 | HISTORY1 | NG | |
65 | ↓ | HISTORY1~ボス | NG | |
66 | ボンバーキング | ? | NG | |
67 | ↓ | パワーアップ? | NG | |
68 | ↓ | ステージクリア? | NG | |
69 | ↓ | ピリオドスタート? | NG | |
70 | ? | ? | NG |
故郷札幌を離れて上京したのが1988年。キノコさん26歳。定職なし。上京の理由は「バンドでがんばる」ことただ1点。バンドはアマチュア度100%、音楽界に全く何のコネもなし。若気の至り、ムチャなことするもんです。
『星観る人』 / 星観る人 (1989.2)
1.俳句 (キノコ)
2.幻影を振り切って(タマオ)
3.シェルター (タマオ)
4.焦点 (キノコ)
5.木曜日の月にささぐ(吉田茂生)
《カバーイラスト:カワムラDogfaceタケヒデ(MAHYA)》
当時ヤマハの「デジタル・インストラクター」や「キーボード講師」をやっていた私はイヤというほど電子音漬けの毎日。最初はワクワクして始めたはずの自動演奏がいつのまにか苦痛に変わっていました。当時流行ってた「レベッカ」「バービーボーイズ」「米米CLUB」「プリンセス・プリンセス」…生徒が目を輝かせながら自分の好きな曲をシーケンサに入力して私に聞かせます。「先生、やっと全部打ち込みました!どうですか?」「どれどれ…(なんだこの無味乾燥さは。音符が死んでる…誰が打ち込んでも同じ。これはもはや音楽ではない…)うん。なかなかいいね。よくがんばったね(作り笑顔)」いや違う!バンドの曲はバンドでやればいいじゃん!こんな仕事イヤだ!
というわけで仕事を捨てて自由になったキノコさんのある意味「魂の叫び」、渾身の1stアルバムなわけです。「オレは意地でもキーボードは弾かね。あれは単に『スイッチの羅列』だ。楽器じゃねえ。」と悪態をついてました。ギタートリオの形にこだわり、一切の多重録音、録リ直しも全員に許しませんでした。演奏は稚拙ですが無職の人が作った作品ってピュアですよ(笑)。
空想科学度 … ☆☆☆☆
なんちゃって度 …
癒し度 … ☆☆☆☆☆
おススメ度 … ☆☆☆☆