カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

えっ?新人類?

2006年02月27日 | 20世紀ファミコン少年

時に1987年、ファミコン市場は絶頂期を迎えていました。ハドソン社内も同時並行で何本ものゲームソフトを製作し続けていました。
 1987.2. 「新人類」
      3. 「ミッキーマウス不思議の国の大冒険」
      6. 「高橋名人のBugってハニー」
      7. 「ヘクター’87」
      8. 「ボンバーキング」
     10. 「桃太郎伝説」
ものすごいハイペースですよね。
このうち「新人類」だけは私は無関係だと思っていました。つい数日前までは。ところがCD「20世紀ファミコン少年」を聞いたある方より情報をいただきまして。1-#44は「新人類」の「ゲームオーバー」、1-#49は「ステージクリア」だとおっしゃるんですね。へ~。知らなかった。情報ありがとうございました。今後も曲目リストに関する新しい情報、気長にお待ちしております。

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チェーンジ!3.2.1!

2006年02月26日 | SALT PEANUTS

SALT PEANUTS ライブ
3月5日(日) 大塚 WELCOME BACK

※終了しました。
ライブまであと1週間。キノコさん、愛器「TUNE」の弦交換の儀式を厳粛に行いました。Photo_5
【用意するもの】
・新しい弦1セット
・ペンチ   ・塩
【手順】
① 集中するためケータイの電源を切る。
② 玄関に塩を盛り、てきとーな呪文を唱える。『エコエコアザラシ、エコエコザラメ、ザオリク、ザオラルは確率1/2なのね~』
③ 3弦をゆるめる。どんどんゆるめる。この時♪「いーとーまきまきいーとーまきまき」とピッチダウンしながら歌う。
④ 3弦をボディーから外し、「今まで長いことがんばってくれてありがとう」と感謝した後、謹んで「燃えないゴミ」の袋に入れる。
⑤ 新しい3弦をブリッジから通し、いい具合な長さにペンチで切る。
⑥ 新しい3弦を慎重に張る。この時油断して♪「いーとーまきまき」と歌ってはいけない。
⑦ ピッチをだいたい合わせ何か弾いてみる。「おおっ。3弦だけマーカス・ミラーじゃねえ?」とテンションあがる。1分ほどドタバタ弾きまくってからフト我に返り2弦を外す。(写真の状態)
⑧ 3弦⇒2弦⇒1弦⇒4弦の順に交換し、だいたいピッチを合わせ「おおっ。スタンリー・クラークみたいじゃねえ?」とテンションあがりバキバキ弾きまくる。
⑨ ふと我に返り玄関の塩を撤収する。
…というわけで準備万端。皆さんのライブへのご来場を心よりお待ちしております。

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迷宮組曲 その⑦

2006年02月23日 | 迷宮組曲

通称「井戸のテーマ」、一部のシブ好みの迷宮組曲ファンの方から支持されています。「FAMICOM 20TH ANNIVERSARY ORIGINAL SOUND TRACKS VOL.2」でいうと#82「城内BGM(井戸BGM)」「20世紀ファミコン少年」でいうと1-#35にあたります。前回の「聞き比べ」の問題、この「井戸のテーマ」で比較したらほとんどの皆さんが正解したんじゃないでしょうか。それほど極端にこの2枚のCDでは『音の輪郭(エンベロープ)』が違いますね。
で、前回私は「違和感がある」と申し上げたワケですが…逆にこの「井戸のテーマ」に関しては違和感は全くないんですよ。むしろ「ファミコンのホワホワした輪郭もいいよなー」と好意的に聞こえるのです。このくらい『輪郭』がかけ離れていると原曲とコンバート後の曲は全くの別モノとして捉えられるワケです。で、ファミコン版「井戸のテーマ」はキノコさんにとってはナゼか『ロシア』のイメージ。ミロンくんがコサックダンス踊ってるような…最初作っている段階ではロシア風なんて思いもよらなかったんですよ。ただ結果として鳴ってる音を聞くとロシア風に聞こえる…『音の輪郭』がもたらす効果、全く侮れません。このエンベロープを採用したのはやっぱりsasagawaさんなんですかねえ。当時はお互いにいっぱいいっぱいでこういう余談っぽい話は伺ったことないんですけど…

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音の『輪郭』

2006年02月22日 | ファミコンBGM

さて前回の問題の解答編。
2つの「チャレンジャー」SCENE1のBGM、違いはズバリ!音の『輪郭』でした。楽器の音には人間の顔と同じようにひとつひとつ違う輪郭があるのです。CD「20世紀ファミコン少年」の主旋律はFM音源ユニット「SFG-01」内プリセット音色の「ギター」を使っています。立ち上がりが強く、音の切れ目がプッツリ切れる「ON、OFFのハッキリした竹を割ったような性格」の音です。一方ファミコン実機から出ていた音は例えて言うなら「アコーディオン」のような音の輪郭。ホワーっとゆっくり立ち上がってますよね。そして次の音との間に明確なスキマがない。全部の音符がレガートでつながっているような感じがします。
この「アコーディオン輪郭」はファミコンBGMの大きな持ち味のひとつなんですが正直に言うと私にはちょっと違和感があるのです。なぜかと言うと聞いている回数が圧倒的にFM音源の方が多いから。キノコさんはファミコンがヘタ!なのでPSGの音に「慣れてない」んですよ。で、同じようにCD「20世紀ファミコン少年」を初めて聞いた時に皆さんが違和感を感じるのではないか、と思ってました。理由は同様で皆さんはファミコン実機の音の方を圧倒的に多く聞いているから。「なんだ?このやたら歯切れいい音は?こんなのファミコン音楽じゃない!」って叱られるかな…と思ってたんですね。音の輪郭…私けっこうこだわっちゃうんですよね…

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♪バニラヨーグルト

2006年02月21日 | My Favorite

♪バニラヨーグルトバニラヨーグルトなぜか食べたくなるーな~~~~~
 バニラヨーグルトバニラヨーグルトおいしい秘密があるーな~~~~~
今いちばんお気に入りのCMソングですね。どなたが歌っていらっしゃるんでしょ。ちょっと調子っぱずれな所が妙に心に引っ掛かる(メーカーの思うツボ)。ちなみにキノコさんは甘いモノが苦手でCMを見てもバニラヨーグルトは全然食べたくなりませんけどね。
♪冬は湯ドーフ夏は冷やっこが飲みたくなるーな~~~~~
って感じですね。

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「チャレンジャー」聞きくらべ

2006年02月19日 | ファミコンBGM

CD「20世紀ファミコン少年」を発表してから1ヶ月経ちました。多数の方よりアツいご感想をいただきました。ありがとうございます。発表前まであの音源はごく限られた人(私と一部のハドソン開発スタッフ…sasagawaさんを中心に)しか聞いてなかったもので、それについて語っても誰も共感してくれなかったと思うのですが、今後はこのCDを聞いていただいてることを前提とした記事も少しずつ書いていきたいと思います。
あっ、まだ入手されてない方は遠慮なく私の個人メール宛ご連絡ください。私が元気な限りCDは焼き続けますよ~。♪むぁいにち、むぁいにち、ぶぉくらは鉄板にょ…(by子門真人)って感じで。それと口ベタ、メール下手な方、大歓迎ですよ。「CD聞きたい」の一言で結構ですから。
さてそんなわけで、CD「FAMICOM 20TH ANNIVERSARY ORIGINAL SOUND TRACKS VOL.2」「20世紀ファミコン少年」の同じ曲を聞き比べてみることにしましょう。「チャレンジャー」SCENE1(列車)。調も同じ、テンポもほぼ同じ、曲中の音符もひとつひとつ全部同じです。でも両方のCDを聞き比べると全然感じが違いますよね。どこが違うのでしょう。まず第一にデカい要因として「音源が違う」というのがあります。ファミコンはPSGといってほぼ「矩形波」丸出し。倍音豊富でぶーぶー鳴ってます。一方FM音源の方はこの当時オペレータ(発振器)4基のヤマハSFG-01。倍音少なめ。「清楚」な音がします。しかしこの2曲の違いは音源の違いだけではないのです。お分かりですか?イチバン肝心なこと。一体なんだと思いますか?ちょっと考えてみてください。正解はCMのあとで…

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キノコさんはメトロノームが苦手

2006年02月17日 | 自動演奏

メトロノームってご存知ですか?昔は音楽室に必ずありました。左右に振り子が揺れながら機械的に正確なリズムを刻む…♪|チーン、カチ、カチ、カチ|カチ、カチ、カチ、カチ|チーン、カチ、カチ、カチ|カチ、カチ…最近はもうないのかなー。構造的にはとても原始的なもので
①振り子に付いてる「オモリ」を上下することによってテンポの「速い・遅い」を変える。
②ボディーの側面に「0・2・3・4・6」という切り替えレバーがあって「チーン」という金属音の鳴る間隔を設定する。
というものでした。まあ言ってみれば「自動演奏」の始祖、「リズムマシン」の原型のまた原型…みたいな感じですね。私の小学校時代のピアノ教師はこいつに合わせて「ハノン」を練習させるのが常でして。私はこれが苦痛で仕方なかった。ただでさえ音楽として面白くもなんともない♪|ドミファソラソファミ|レファソラシラソファ|ミソラシドシラソ…っていう機械的な運指の練習なのにさらにテンポにまで縛りをかけるとは…。子供心に自分がロボットになって強制労働させられているような感覚でしたね。で、キノコさん、リズム感が悪くてメトロノームにうまく合わせられなかったんですよ。ズレるたび先生の冷たい視線が…この当時のことがトラウマになっていまだに「ドンカマ」に合わせて演奏するのが苦手なのかもしれません。ヘッドホンでクリック聞きながら演奏しろって言われたらコチコチに硬くなっちゃうんですよ。肩やヒジに変な力みが入ってまともに演奏できない。何より全然楽しくない。『自動演奏を聞くだけ』なら好きだし『人間どうしの合奏』も大好きなんですけど、『自動演奏に合わせて自分も演奏する』のは苦手ジャンルですね…

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忍者ハットリくん その①

2006年02月15日 | 忍者ハットリくん

「忍者ハットリくん」のメインBGM、ご存知でしょうか。一言で言うと「節操ない」曲です。「思いつき」と「勢い」だけで突っ走っているおバカな曲です。作曲者は私一人ではなく「ビゼー菊池俊輔オッフェンバック+(キノコ)」が正しい表記ですよね。私のしたことと言えば古今東西の偉大な曲たちをただ面白おかしく組み合わせてつないだだけです。それぞれの作曲者のファンの方には不愉快な思いをさせてしまっているかと思います…。ごめんなさい。
当時私はただ「小学生にウケる曲」を作りたいことで一杯一杯になっておりまして。自分が小学生の時「天国と地獄」はクラシック曲ではなく単に「文明堂カステラのCM曲」であり「運動会の徒競走のテーマ曲」だと信じていたものですから。子供心に「なんて運動会にピッタリの曲なんだ!」って思ってましたねー。つまり私よりずっと以前にオッフェンバックさんを冒涜していた方(『天国と地獄』を運動会用BGMのテープに落とした先生方)がいっぱいいらっしゃったというワケですね(ボッカ~ン)。また「アルルの女」を使用したのはただ単にメロディーが好きだっただけです。幸いなことに読者の皆さんには概ねこのハットリくんの『メインBGM』は好意的に受け取られているようですがこれは当時24歳だったキノコさんの知能が小学生と同等なレベルであったために起こった偶然なのかもしれません。皆さんの世代でも運動会では『天国と地獄』が流れてましたか?
なおこの「忍者ハットリくん」の『メインBGM』に関してはこちらにオリジナル歌詞付きの大爆笑記事が掲載されています。是非ご覧下さい(管理人さん了承済)。ハットリくんが水平方向に2メートルくらいしか幅跳びできない、などの分析も面白いですよ。

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南 流石さんの眉間にシワ

2006年02月13日 | 星観る人

三宅裕司の「イカすバンド天国」。『イカ天』の愛称でおなじみですよね。キノコさんのバンド『星観る人』実はイカ天に出たんですよ。1990年11月の放送でした。15年くらい前ですね。読者の皆さんは当時、中高生くらいだった方が多いのではないでしょうか。審査員の一人にステキな女性振付師、南 流石(みなみさすが)さんが来ていました。
三宅 裕司「南さんどうですか?」
南 流石「えっと私、あの…音楽わかんなくて、変な事言うかもしれないんですけど。(眉にシワがよる)こういう風にあの…途中で展開が変わる??…ナンかわかんないけど(ますます眉間のシワが深くなる)」
森 雪之丞「変拍子?」「あそうだ変拍子。こういうの好きなんですよ、ワタシ。(笑顔)」(審査員一同:笑)
相原 勇「ちっともヘンじゃないじゃないですか」
三宅「こういう風に眉毛にシワがよってたので『こういうのは苦手です』って言うのかと思ったら」
南「ナンかドラマチックな感じがしてねー。こういうの好きなんですよ。ワタシ、実は。」「変拍子って振り付けしにくいですよね?」「いや変拍子で振り付けするのが、好きなんですよ。」「リズムにノるのが難しいんじゃないんですか?」「リズムが…先が読めないリズムで踊るのが好きなんですよ。(笑顔)」(審査員一同:へえぇ~)
客観的に考えるとその時演奏した『百鬼夜行』というオリジナルは確かに変拍子バリバリの曲でした。でも言い訳じゃないけど演奏していた本人の私は「フツーにノれてた」わけですよ。私は「変拍子にしてやろう」と企んで作曲したことはなく 変拍子=『自然に変化した拍子』」と考えていました。その辺の話は深いのでまた改めて…
というわけで残念ながら1週も勝ち抜けなかった「星観る人」でしたが『流石で賞』をいただきまして、ちっちゃなトロフィーを囲みながら楽しいお酒を飲ませていただいたのでした。

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『共同作業』っていーなー

2006年02月11日 | My Favorite

トリノ・オリンピックが始まりました。感激屋のキノコさん、開会式を見てて2度泣きました。1度目は5つのデッカイ鉄の輪が水平状態から垂直に持ち上がり、五輪のマークになったところ。「ウッウッ…」ここでメソメソしだしたキノコさん、この直後光が縦横に走り5つの輪に色が付き始めたところでたまらず「え~ん」。あれは反則ですよ。何なんですか、あのもったいぶった演出は!2度目は聖火点灯の瞬間。なんですか、あのネズミ花火みたいなドミノ倒しみたいな劇的な演出は!「おえっおえっヒック」もう号泣ですよ。
私と同じところで泣いた人、もしいたら是非連絡ください。一生のアホ友達になれそうです。でもおそらくあまりいないでしょう。キノコさん、必要以上にバカみたいに『共同作業の成果』に感動するタチなんですよ。しかも自分の勝手な想像を加味して。上記の2シーン、ものすごい労力がかかってますよね。企画、設計、製作、演出、音楽、美術、衣装…さらには毎日のお弁当をスタッフに届けた仕出し屋さん(イタリアにも仕出し屋さんはいるのか?)、交通費を計算した事務のおネーさん、あの映像を最終的に決定した調整室のカメラ・スイッチャー…で、私のオツムの中にはそういた何千人もの裏方の人々の苦労とあの成功した瞬間の『やった!』という快哉が押し寄せてくるんですよ。乾杯…握手…抱擁…そして涙…。トリノに行って現場見たわけじゃないんですけどね。単なる想像、というか妄想に近いですよね。ただそういうシーンが3、4秒の間にブワーッと頭を駆け巡って気がついたらいつの間にか泣いている…と。おメデタイ人キノコさん。でも『共同作業』って本当にいいですよね。そしてオリンピックは素直に大好きです。

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