カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

そっと触れても「ボッカーン!」

2006年01月25日 | ファミコンBGM

ヤマハDX-7、ご存知の方多いと思います。FM音源搭載の「デジタルシンセサイザー」ですよね。発売が1983年。キノコさんが買ったのは1986年くらいのことでした。たしか「スターソルジャー」「迷宮組曲」はDX-7で作曲したような記憶があります。「忍者ハットリくん」までがRoland JX-3Pだったような…。
で、このDX-7。「楽器」としての性能に優れていたんですねえ。理由はひとつ。「ベロシティ」という概念が導入されていたことです。ひらたくいうと鍵盤を強く叩けばデカく強烈な音、そーっと触れば弱く優しい音が出る、という機能です。「そんなの楽器として当たり前じゃん」って思う人、あなたは正しい!DX-7の登場以前はシンセサイザーの鍵盤は単なるスイッチ。JX-3Pは思い切り弾いても、そーっと触ってもまるで同じ音量でボッカーン!って鳴ってたのです。DX-7の登場後、各楽器メーカーは「タッチレスポンス」「タッチセンス」などの機能をこぞってつけ始め、やっとキーボードは楽器として成立し始めた、というわけなんですね。
ファミコンのコントローラにもベロシティが検出される機能がついていればもっと面白かったと思いますよ。たとえばジャンプする時。弱く押せば小ジャンプ、強く押せば大ジャンプできる、とかね。「ボンバーキング」でも爆破ボタンを弱く押すと小爆発で済んで自爆を避けられるけど、思い切り強く押すと画面の半分くらいのすべてが吹っ飛ぶ…とかね。ただユカイなのはファミコンのコントローラには現実としてベロシティ機能がついてないのに場面によってそっと押したり、強打したりしませんでしたか?結果は変わらないのに…

コメント (2)
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