カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

実験作品(当時の)Break In - Ingame 3

2015年12月29日 | 自動演奏
Break In - Ingame 3

 私が関わったPCエンジンの最後の作品『ブレイクイン』1989年発売ですね。『チャレンジャー』から始まって、ほとんどの作品を製作したシステムが「YAMAHA CX-5(MSXコンピュータ) + SFG-05(FM音源ユニット) + YRM-55(シーケンサ)」である、ということは何度か述べてきました。ただ、1980年代というのはMIDI規格が初めて世に出てきて各楽器メーカーの開発が盛んな時でした。毎年毎月、どんどん新しい製品が出てきます。 この「ブレイクイン」を作曲していた頃にキノコさんも新しいシーケンサ『YAMAHA QX-3』を導入していました。 MSXシステムに比べてQX-3は多くの面で優れていましたが、一番大きな違いは「MIDI鍵盤によるリアルタイム入力ができる」というところでした。それまでのMSXシステムでは「ステップ入力」といって音符を1つずつポチポチ地道に打ち込んでいくしか方法がなかったのです。 で、この動画の曲「シーン3」ですがとても実験的でして、この「リアルタイム入力」を駆使してリズムの不正確さをわざと出そうとしています。ドラム、ベース、ピアノ、サックスというカルテット編成を想定したJAZZ風の曲ですがドラム以外を全て鍵盤からの手弾きで入力した記憶があります。リズムがぴったり合ってないところが何カ所も出てきますが、それはコンバートのミスではなくて、もともとの狙いなのです。ベースのソロやサックスのソロアドリブでやりたい放題弾いてますが、今聞いてみるとなんか気持ち悪い気がします…。アドリブを直さずにそのまま商品化するなんて、やりすぎたかな? 若気の至りというか、「異色作」という扱いで海より広〜い心でお聞きいただければ、と思います。
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慶野由利子さん、RIKIさんとの対談記事

2015年12月23日 | ともだち
 来年1月に発売となるFCカセット『8BIT MUSIC POWER』。発売目前で雑誌「ゲームラボ」さんに取材していただき、慶野由利子さんとRIKIさんとの3者インタビューが掲載されています。
ファミコン」というハードが終わってまもなく30年。。。今このタイミングで新作が出る。しかもゲームではなく『曲を聴くための音楽アルバム』というコンセプトがすばらしいと思いますね。これを企画したのがイラストレーターで漫画家のRIKIさん。今回この取材の場で初めて直接お会いしたのですが、情熱柔軟さを兼ね備えた「有言実行の人」という印象を持ちました。ルックスもカッコ良くて完全にほれました♡てへ。 そして慶野さん。昨年の『ゲームミュージックChallenger-4』でイベントご一緒した仲ですが、改めて取材を一緒に受けて「あー。自分がなんちゃって大学生の時分にキャロットハウスとかに入り浸っていてディグダグとかゼビウスで遊んでいた…あのBGMの作曲者の方かー…」と思い出して感無量になりました。 今回の『8BIT MUSIC POWER』にむけての書き下ろし新作も「慶野節」がたっぷり。聞いていて思わずニヤニヤしてしまうカッコよさです。対談記事の載っている「ゲームラボ1月号」ぜひお手にとってご覧くださいませ。そして『8BIT MUSIC POWER』どうぞご予約くださ〜い♪
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年末ギャフン特番『熱血高校だョ!全員酒豪!』

2015年12月17日 | My Favorite
麻雀(ファミコン)をクラリネットで Mahjong(NES) for Clatinet Trio

 You Tube LIVE 『キノコ国本のギャフンといってみよう』次回は年末特番、2時間スペシャル。『熱血高校だョ!全員酒豪!』をお送りいたします。
★ 第15回 ★(年末特番)
2015 / 12 / 19(土) 18:00頃
【ゲスト】
熱血高校吹奏楽部のみなさん

●今年8/23のコンサート ふりかえり
《未公開動画アリ》

ヨシヲ (顧問、BassClarinet)
おにっち (部長、B♭Clarinet)
(E♭Clarinet)
みさき君 (B♭Clarinet)
ヒューマン (AltClarinet)
いけちn (専属アレンジャー)
める (B♭Clarinet)

※放送URLは決まりしだい、HP「キノコさんの休憩室」にてお知らせします。
 昨年末のFCB特番が大好評でしたので、今年も楽しみです。たぶん大脱線トークで盛り上がり、アーカイブが短期間のうちに放送自粛になると予想されます。お早めに、できればリアルタイムでご覧くださいませ♪
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のこいのこ クリスマスディナーショー(17th)

2015年12月13日 | のこいのこ
「パタパタママ」「はたらくくるま」などの「ひらけポンキッキ」ソング
「オノデン」「サッポロ一番カップスター」「エバラ焼肉のたれ」などのCMソング
でおなじみの、『のこいのこ』さんが毎年恒例のクリスマスディナーショーで唄います。
ワタシ、キノコ国本はバック・ミュージシャンとして3年連続ご一緒させていただくことになりました。
たくさんのステキな曲をご存知の「のこいのこ」さんはコンサートの選曲が素晴らしくて、「蘇州夜曲」「黄昏のビギン」「比叡おろし」…といった
私がそれまで知らなかった名曲の数々を教えてくださるのです。ホント勉強になるニャー。
 ご興味のある方は私宛、メールをください。

12月23日(水・祝)
横浜 ホテルキャメロットジャパン 14F
のこいのこ (Vo)
鶴野美香 (Pf)
キノコ国本剛章 (B)
清水英理子 (Vn)
17:30 開場
18:00 ディナー
18:30 ショー
会費:\12,000
(フルコースディナー・フリードリンク)
【お問い合わせ】
 070-5648-5627 (志賀)
 kunimoto301@yahoo.co.jp (国本)
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20代の頃の機材の思い出⑦

2015年12月06日 | My Favorite
KORG デルタ
キノコさんが初めて自費で購入したキーボードです。
大学1年の夏くらいだったかなー…。当時、軽音部サークルでいくつかのバンドに所属して演奏してたんですが、キーボード奏者にに求められる役割…っていうと「音の厚みを増やす」っていうのがよくある要求だったんですよ。華のあるギタリストに対して縁の下の力持ち、的なね。。。で、この機種「KORGデルタ」はまさにそういうコンボ演奏の縁の下にうってつけ、だったんですね。
 時期的にまだ「モノシンセ単音しか出ない)」が主流の1980年。 デルタは完全ポリフォニック和音演奏可能)で、「シンセ音」+「ストリング音」を同時に発音できたんですね。 そりゃもうバンドを盛り上げる♪「キラキラ、シャーッ」って音が出るわけですよ。 あたしゃーこれを部室にあるフェンダーローズの上にデンと置きまして、2段鍵盤状態。左側90度にはYAMAHAのコンボオルガンYC-20を並べまして、計3台。マルチキーボーディストを気取ってチャラチャラ演奏しておりましたよ。 音色メモリーなーんていうかっちょいい機能はついてなかったので演奏中の音色変化はすべてリアルタイムツマミスライダーをいじる。これがまたキーボーディストの醍醐味でしたなー。何種類かの音色のツマミやスライダーの位置をだいたい覚えておいて、曲の途中で瞬時にセッティング変更するワケですよ。 音色メモリーが世に出るまでのムダな技巧だったニャー…。あはは。 地味な機種だったけど私は今でも1980年のベスト・キーボードだと思ってますよ。ほんとお世話になりました…。
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