カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

ギャフン 第48回。月さんが佐賀からやってくる

2021年07月31日 | キノコ国本のギャフンといってみよう
キノコ国本のギャフンといってみよう 第48回

 YouTubeLIVE 「キノコ国本のギャフンといってみよう」 第48回
7月31日(土) 18時頃~ナマ配信
《ゲスト》(ボーカリスト)

 キノコ国本剛章BANDで何度も共演させていただいているボーカリスト、月さんをギャフンにお招きします。月さんといえば
①熱い太陽のように燃え上がる情熱
②吹き抜ける風のようにすばやい行動力
③お茶とゴマ油を間違える天然おとぼけ
 …が特徴的な方です。今回も①②③全部もって佐賀から駆けつけてくださいます。楽しみ~
未公開LIVE動画
写真でトーク
でお楽しみください。みなさんのリアルタイムご視聴とコメントをお待ちしております♪
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誰も知らない知られちゃいけない「BREAK IN」が何なのか ②

2021年07月25日 | ブレイクイン
PCエンジン BREAK IN BGM集

 キノコさんが担当したハドソンのBGMな中で「ブレイクイン」だけが特殊なんですよ。タカ&トシに「特殊か!」ってデコをはられるくらい特殊なんです。何が特殊かと言うと
★作曲に使用した機材が違う
 デビュー作「チャレンジャー」からPCエンジン「遊遊人生」までは、自動演奏させるために使っていたマシンが
A「YAMAHA CX-5 (MSXコンピュータ) + SFG-05 (FM音源ユニット) + YRM-66 (シーケンス・ソフト)」 のセットだったんですよ。
 ところが「ブレイクイン」だけは違っていて
B「YAMAHA QX-3(シーケンサ) + TX-802 (FM音源ユニット) + DX-7(シンセサイザー)」
 というセットで作ったんです。 これは技術の進歩による「シーケンサの高性能化」の波に乗って「機材をグレードアップさせた」ということなんです。
AとBの違いはいくつかあり、「処理速度」「メモリー量」が格段に向上したことはもちろん、ワタシにとって心惹かれたのは
「鍵盤をリアルタイム演奏したデータをそのまま記録できる」という点でした。
Aは1つ1つの音符をポチポチと「点描画を描くように」置いていく方法しかとれなくて、これはゲーム音楽を作るためのツールとしては全く問題なかったんです。
ただ「リアルタイム演奏が録音できる」Bのシステムを入手してキノコさんの目がキラ~ンと輝きました。このシステムだと「人間くさい」ユラユラしたりヨレヨレしたりヨボヨボした演奏が再現可能になるのです。
しかもタイミングがいいことに「ビリヤードのゲーム」を制作依頼された、と。「これはJAZZっぽく、ユラユラした音楽が実験できる!」
…というワケで「INGAME 3」というBGMは 「長いイントロ ⇒ テーマ ⇒ベースソロ ⇒ サックスソロ ⇒ 長いブリッジ ⇒ テーマに戻る」という
前代未聞のJAZZみたいな構成。しかもベースソロサックスソロ事前に譜面を書いてなくて、全部「アドリブ」演奏なんです。
聞いていただくとわかるんですが、演奏が「正しい拍」からズレてヨレヨレしています。が、これはコンバート・ミスバグではなく「こういう風にしたかった」というキノコさんの意志なのです。実験的です。
今考えるとちょっと気持ち悪いBGMとも言え、「よくこのテイクで納品したもんだ」と感心しますし、受け取った開発チームも「よくこれをOKしたなー」って不思議に思うほどです。
この曲に関しては興味のある方には是非「制作時の音源」を聞いていただきたいので「PC園児DECADE」をチェックしてみてください。稚拙ですが、ワタシなりの制作意図が伝われば幸いです。
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誰も知らない知られちゃいけない「BREAK IN」が何なのか ①

2021年07月22日 | ブレイクイン
国本剛章:BREAK IN(ブレイクイン)[PCエンジン]<ピアノ連弾>

 市原雄亮さんが動画を作ってくださり、大ケンゲキなキノコさん。何回も3回も、このブログに書いてますがホントに「夢のよう」なんです。あ、「何回も3回も」って言いません?北海道の一部の方にはわかるみたいなんですよ。方言の一種ですかね? 使い方としてはキレ気味に人を叱るときに「学校にエロ本持ってくるな!このバカ!何回も3回も言ってるだろ!」みたいな感じで使います。で、言われた方はココロの中で「何回も、って回数不特定な感じで言っておきながら、すぐさま3回って回数限定してくるんかい」ってツッコミを入れるワケです。話それました。編曲してくださった羽田二十八さんと、演奏してくださった「belles ailes」(ベルゼール)のお2人には感謝の気持ちでいっぱいです。
 「ブレイク・イン」は1989年に発売されたPCエンジンのソフト。ワタシにとってハドソンでの最後の担当作です。
って今はこうして書いてますけど、このブログを書き始めた15年くらい前には「このゲームが発売されていたかどうか不明」だったんです。 その一番の理由は「完成品を見た記憶がなかった」こと。ハドソンは作曲に係わったソフトの完成品を必ず1本支給してくれてたんですが「ブレイクイン」だけはもらった記憶がなかった。 完成したかどうかの連絡も受けてなくて「あー。曲は納品したけどゲームはお蔵入りになっちゃったのかニャー」とか思ってたワケです。
今、これを書きながら一つ気づいたんですが発売が1989年、っていうのがどうやらミソですね。キノコさんが札幌から東京へ移ったのが1988年の秋頃。ブレイクインの作曲や打ち合わせ、データ納品はすべて札幌で済ませてたので、納品から発売までに半年以上のタイムラグがあるんです。そこらへんの事情は全く知らないのでアレなんですが、結局この作品がちゃんと発売されていることを知ったのはブログを始めてから数年経過した後でしたね。 ライブで演奏するときに「ブレイクイン」遊んだことある人?って訊いても誰もてを上げないという「知られざる」ソフト。 そんな「ブレイクイン」の思い出を何回か3回か書いてみようかと思います。
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ハイボール3杯イケるBassプレイ⑧ Boy Friend / Meshell Ndegeochello

2021年07月17日 | My Favorite
MESHELL "BOYFRIEND" Live 95 (Rare) From my VHS.

 ~~~シリーズ物です。最初から読む~~~
 「女流ベーシスト」というくくりの3人目はミシェル・ンデゲオチェロ。 この方はベーシストとしてもすばらしいですが、ボーカリスト、そして作曲家としても好きな音楽家です。
Peace beyond Pasion』(1996) という彼女の2nd アルバムが「出会い」でした。今から25年くらい前かな? その頃はまだ音楽は「CDを買って聞く」というスタイルが主流でした。ショップには「試聴コーナー」が充実していて気になるアルバムを数枚実際に聞いてから、購入するかどうかを決める…みたいな感じでした。 キノコさんは音楽雑誌の「CDレビュー」ページを事前にチェックしていて、その中の紹介記事の1つに「Peace beyond Passion」があったように記憶しています。名前が「ンデゲオチェロ」って「ン」から始まるのも変わってるじゃないですか。興味を持って視聴してみたワケです。 そしたら1曲目の「The Womb」という曲で、いきなりハートを鷲掴みにされましたね。カッコイイ。イケてる。クール。そしてクールなのにホット。ホットだからもっと。ホット。もっと。ホット。もっと。ホットもっとホットもっとヨイヨイヨイヨイって弁当屋になっとるがなー!
 で、キノコさんはたいへん気に入りまして、このお弁当もといCDを購入したワケです。憩いのある曲もイイですが静かな曲も味わい深いものがあります。 6曲目の「Mary Magdalene」は特に好きですね。彼女の声質抑揚のつけ方がツボだし、シンセ音色定位フィルタリングディレイの使い方とか、とても丁寧に作られていて参考になります。そしてSax ソロJoshua Redman。このソロがたまらん。ハイボール3杯では足りず、ジントニックまでおかわりです。はーユカイ♪
~~~その⑨へ続く~~~
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[スターニンジャ] #23 ピアノ連弾「スターソルジャー」メドレー / belles ailes

2021年07月10日 | キノコ国本History
メインBGM ~ フルパワーアップBGM ~ ステージクリア(ピアノ連弾)/ スターソルジャー(FC)

 belles ailes (ベルゼール)
佐々木智令(ちはる)…プリモ(高音部)担当
佐々木視令(みはる)…セコンド(低音部)担当
羽田二十八…アレンジ
CDで音だけ聞いて、いろいろ想像力を働かせるのもイイけど、こうして演奏動画と一緒に音を聞く、というのもいろいろ発見があって楽しいです。 belles ailes のナマ演奏は客席で5回以上聞いてますが、コンサート中に自席を立ってウロウロ奏者に近づいていくことはできないし、本当に見たい「絵」がなかなか見れないワケですよ。ピアノ連弾は見どころがいっぱいあって、本当は2人の間にはさまれてピアノイスに座ることができれば、そこがベスト・ポジションなんですよ。
「4本の腕が交差する場面が頻繁に出現するが、ぶつかったり絡まったりしないのか?」
ペダルはどちらの奏者が踏んでいるのか?」
楽譜をめくるタイミングはどうなっているのか?楽譜にはめくりやすくするためのヒミツがあるのか?」
いろいろナゾが解けると思うんですけど、実際には2人の間にはさまって座ったら強烈なヒジテツを食らってそのまま昇天確実ですね。さらに全国300万人のベルゼール・ファンからも抗議の電話が鳴りやまず、キノコさんのスマホ大爆発でしょう。
でもこうして演奏動画で複数の視点から確認できると、少しナゾが解ける部分があります。ありがたいです。2人はとてもマジメに演奏していますが、素顔は「天然ボケ」キャラなので、「演奏前」や「演奏後」のシーンも見てみたいニャーというのはゼイタクな願いでしょうか。こんど市原さんにリクエストしてみようっと。
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ハイドン・ロンドン・親子丼

2021年07月03日 | ともだち
 今日は「クラシック分補給」ということで、盟友市原雄亮氏が指揮する「神奈川区民オーケストラ」の演奏会を聞きに行ってきました。
市原さんはコロナに負けず雨にも負けず、ビールを飲みカレーを食べながら、頑張ってコンサート活動を続けているのです。エロイ!もといエライ!
今日のプログラムは
・モーツァルト「フィガロの結婚」序曲
・ベートーヴェン「交響曲第2番」
・ハイドン「交響曲第104番ロンドン」

の3曲。市原さんはクラシックのコンサートの時にも「元気ですかっ!」で始まるおなじみの前説を必ずやってくれるんです。これはキノコさんみたいなライトなクラシック・ファンにとって実にありがたい。
ハイドンが活躍していた頃にタイムスリップして、いろいろ思いをはせたりするワケです。 CDレコードテレビラジオもない時代。交響曲を聞くにはコンサート会場に行くしか方法がなかったはずです。演奏時間20分以上もある場合が多い交響曲。人々はどうやって曲を覚えたんでしょう。 1分くらいのアニソンだったら4~5回聞けばなんとなくフンフン唄えるようになるけど。 交響曲クラスになると繰り返し10回は聞かないとフレーズが頭に入ってこないし、構成の美しさとかにも気づけないと思うんです。 音楽に詳しい人ならスコアを眺めるだけで、ある程度曲を楽しむことはできますが、一般のリスナーには不可能なハナシです。 そんな世の中でどうやってハイドンは100曲以上もの交響曲を作り、人々がそれらを支持したのか…。ぽわーんと妄想しているうちに前説が終わり、コンサートが始まりました。この妄想の続きはまた今度。感想アンケートに描いたひとことは「ハイドン・ロンドン・親子丼」。なんだかユカイでしょ。ぎゃはは。
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