Dieさんからできたてホヤホヤの新作が届きました。イベントが明日、ということでギリギリですがご紹介させていただきます。
TAKAHASHI ATTACK 2006/Die TRAX
画像は表ジャケットではなくCDのおサラ(?)そのものを写してみました。表ジャケットはDieさんのHPにバーン!と出ていますので気になる方はそちらへどうぞ。
1.TAKAHASHI ATTACK 2006
2.TAKAHASHI ATTACK 2006(inst.)
3.TAKAHASHI ATTACK(Live@2000.2.11 ユーマノイドタイフーンライブ)
4~15 おまけSE
完全生産限定888枚、明日のコミケでの販売場所はeclecticnation【西ひ-15a】だそうです。残念ながらキノコさんは行けないんですが…。「スターソルジャー」ファンの方にはとてもオススメの1枚となっております。何がスゴイって言ってそのワザの細かい所。今のリミックスって『1音符単位』でコピー・ペーストするんですね。アップテンポの16分音符を自由自在に、しかも自然な感じでつなぎ合わせるとは。どうやってやるのか、もはやキノコさんには見当もつきません…。ところでCDの円盤のことを「おサラ」って言っていいんだろうか…レコード時代は良かったんだけど(笑)
「タイトル」曲(CD「BOMBERMAN THE MUSIC」#14、CD「20世紀ファミコン少年」Disc2-#18)。この曲の特徴は和音が一切無いことです。メロディーとベースの2音しか聞こえませんね。まあ言ってみればベーシストの弾き語り状態、“はなわ”ですね(笑)。♪雪国もやしは高いから誰も買わねーんだ(涙)、ですよ。あのCMいいなー…。
Csus4 |
Ab△7 |Bb |Cm | |
F |G |Cm | |
Ab△7 |Bb |Cm | |
F |G |Csus4 | ||
ファミコンのスペックは3音+1ノイズなのにどうしてメロディーとベースの2音だけにしたのでしょう。タイトル曲というと弾を撃つ音とかのSEが入らないのでフルに3音使えるというのに。答えは賢明な読者の皆さんにはもうお分かりですね…。ところで雪国もやしはあのCMで売り上げアップしたのだろうか?気になるなー。
皆さんクリスマス・プレゼントは何をもらいましたか?あるいは何をあげましたか?今夜は冬休みに入った全国の小学生がWiiのコントローラをキャワキャワ言いながら振り回していることでしょう。思い起こせばキノコさんの小1の時のクリスマス・プレゼントは野球盤だったワケですが野球ブームの当時、異端児的に「タカラの人生ゲーム」をプレゼントにもらっていた友達がいました。クラスの8割~9割の男子が放課後、公園で野球をやり暗くなってからは野球盤で遊んでいた当時、人生ゲームはとても地味な存在でした。ただ、やり始めると結構楽しいんだけど最後の方はいつも大荒れだったような記憶が…子供ってお互いに負けず嫌いじゃないですか。「仕返し」のコマに誰かが止まるとそれが原因で本当にケンカになったりね(笑)。子供が産まれすぎてクルマにピンがさせなくなり横に置いたまま動かしたりしたのもユカイな思い出だなー。そんなワケでキノコさんにとってゲームBGM最後の作品となった「遊遊人生」。小学生時代の経験があったので作る時は入っていき易かったですね。
明日は有馬記念です。ダービーで「ヴィクトリーラン」を応援してボコボコにされたキノコさん、渾身の有馬予想を発表しようと思います。
さて有馬記念といえば各自それぞれ1年間の出来事に思いを巡らせ、好き勝手なストーリーをデッチ上げ、思いいれたっぷりの馬券を買ってはボコボコに負けて悔いなく税金を払い、身を清めて新たな1年に向かうという「聖なる行事」でございます。で、今年1年を振り返って私の2大ニュースといえば…
①CD「20世紀ファミコン少年」の発表
②CD「PC園児」の発表
この2つですね。で、あれこれ考え始めるとキリがないのでシンプルに決めました。『20』から連想される2番デルタブルース、10番アドマイヤメインと“P”,“C”の頭文字の馬3頭、1番ポップロック、3番ドリームパスポート、11番スウィフトカレント。この5頭のボックスで思い切り納税します。あれ?ディープインパクトの名前がないぞ!?どないやねん。さあどっからでもかかってこい!
つい先日、買ってから1年半しか経ってない液晶TVが何も映らなくなったんですよ。保証期間は1年だし、仕方ないから新しいのを買いました。機械にはそれぞれ経年による寿命があるとは思うんですが液晶TVで1年半っていうのはちょっと短か過ぎると思いませんか?まあMDプレイヤーとかCDウォークマンだったら1年ちょっとで壊れても「ソ○ー・タイマー」発動か…ってあきらめる部分もあるんですけど(ボッカ~ン)。
冷蔵庫、洗濯機、VTR、ラジカセ…身の回りで10年以上現役の電気製品、皆さんどのくらいお持ちですか?コワレなくても半年ごとにケータイを買い換えるようなこの世の中に…ありました。長寿機材が、キノコさんの部屋に。『オーディオ・アンプ』です。メーカーはNEC。ブランドは「Dian Go」です。買ったのは忘れもしない、大学に合格した直後。1980年の春ですからもうかれこれ26年以上もお付き合いが続いているワケです。私が音質にウルサいタイプの人間だったらとっくの昔に買い換えていたと思うんですね。買った当時も安物。プレミア物でもなんでもありません。今でも「ただの古くて安っぽいアンプ」です。ただ「音質なんてどうでもいいじゃん」タイプの私にとって壊れないアンプを捨てる理由がなく…ずーっと仲良くさせてもらってます。このアンプを通してJX-3PやDX-7の音を鳴らしては作曲してきました。シンセサイザーはオーディオ・アンプのフラットな特性で鳴らす方がいいもので。それにしても26年も壊れない物を作るNEC。尊敬に値します。あ、別にキノコさんNECから1円ももらってませんよ(笑)。
ユカイで、なおかつ少しナゾ?なメールが届きましたのでご紹介します。
『国本さん、こんばんは。○○です。 CD、どちらも届きました!ありがとうございます。
「20世紀ファミコン少年」は、実際プレイしたゲームがあまりなかったのですが、迷宮組曲やミッキーマウスなどのジャジーな感じの曲に惹かれました。
「PC園児」は、もう「カトちゃん&ケンちゃん」につきます!
素晴らしいとしか言いようがありません。かっこいいです。実際使われなかった(と思われる)「いい湯だな」風の曲は和みました。
基本的にデジタル音源のジャズな曲が好きですので、
他のビリヤードなど楽しませていただきました。少ない音源数の制限のある環境で作られる音楽(チップチューン)の
すばらしさを改めて実感しました。曲は、MacでiTunesで聞かせてもらっているんですが、
曲名がズラっと出て来たのには「ありがたいビックリ」でした!(中略)本当にありがとうございました。それでは。』
はてさてMacも持ってないしiTunesって言葉も初めて聞いたキノコさん、「曲名がズラッと出てきた」というのがフシギでして…○○さんには直接質問にお答えいただいたのでおぼろげには理解できたのですが…なんでCD「20世紀ファミコン少年」の曲目がネットから取り込めるのか…やっぱりいまだに腑に落ちません…フシギな世の中です。
「カトちゃん&ケンちゃん」の海のシーン。
私の好きな『デーぶんのシー』コードと転調がうまくハマッたお気に入りの1曲です。
Eb/F F7 |F/G G7 |
C | | Ab/Bb|C |
C | | Ab/Bb|C |
Eb | |Ab/Bb |Eb |
Eb | |Gm7 C7 |Fm7 Bb7 :| |
イントロ(間奏)2小節+テーマ16小節の短い曲ですけど…CからEbに転調するのが結構イイ感じじゃないですか?ただ転調すると気持ちはイイんだけれど調子に乗っていると元のキーに戻れなくなって、よく収拾つかなくなったりするんですよ。その点この曲はコンパクトに戻って来れました。偶然というか、手クセというか…『デーぶんのシー 』型コードは前後をあいまいにつなぐ不思議な効果があるんですよ。このあいまいなコード感によって無理なくEb⇒Cに戻れていたりするんですね。私にはよくあることなんですけれど理論の裏づけナシで何となくうまくループできた一例ですね…。
その昔十字キーでキノコさんをボコボコにした弟(競馬好き)が北海道から遊びに来ました。で、二人で繰り出しました。中山競馬場。GⅠ「朝日杯フューチュリティー・ステークス」の開催日、しかも好天に恵まれスタンドは超満員。ライトな競馬ファンのキノコさん、年に2回くらい競馬場行くんですよ。あの『ライヴな感じ』はとても好きなんですけど「オヤジたちのマナーの悪さ」には閉口気味なんですね。マークシートの塗り間違いを他人のせいにして窓口で怒鳴る、火のついたタバコを消さずにそのままポイ捨てする、柴田善臣騎手のことを“シバゼン”って呼ぶ(あ、これは別にいいか)…で、そんな喧騒を逃れるように昼休み、「ちょっと内馬場の方へ行ってみるか?」ということでプラプラ歩いていったんですね。ちなみに内馬場ってーのはあの楕円形のサーキット状になっている競馬場の内側部分ですよ。フツーはみんな楕円形の外側からレースを見てるワケね。実は初めて内馬場に行ってみたんですが…いやー。ビックリ。そこは別世界でした。ヒトが少ない。メチャメチャのんびりしてる。エアドームみたいのがあってちっちゃな子供たちがキャワキャワ言いながらポンポン跳ねてる。真正面に見えるスタンドにはギッシリ5万人くらいのヒトが競馬新聞と馬券を握り締めているというのに。この内馬場、我々2人の性格に合いまして。お昼休み以降最終レースまで結局ずっと正面スタンドの戻ることはありませんでした。秋晴れ、ビール、飛び跳ねている子供たち…「平和だニャ~」…もちろん2人ともしっかり納税してきましたよ。JRAにボッコボコにされましたがな(ボッカ~ン)。
「カトちゃん&ケンちゃん」のメインBGM、CD「PC園児」でいうと#2「地上」の曲。皆さん昔プレイしていて実機から出ていた音、音痴だと思いませんでしたか?私自身はPCエンジンで「カトちゃん&ケンちゃん」をほとんどやったことないもんですから今まで知らなかったんですけれど最近になっていろいろな経路で実機の音を聞く機会があり、改めてその音痴さ加減に驚いた、という次第です。コミカルな感じをわざと出すために音痴にする、という考え方はあり得ますので当時のハドソン音楽スタッフはたぶんそこを狙ったのでしょう…実はそこらへんの大事なところをキノコさん、まるで覚えてなくて…「カトちゃん&ケンちゃん」のその他のBGM(「海」とか「空」とか)は特に音痴じゃないのできっとそうなんだと思います。CD「PC園児」に収録されている「地上」BGMはもちろんキッチリ、ジャストの音程で発音してますので皆さんにとっては逆にこっちの方に違和感があるのかもしれませんね…
“remix(リミックス)”という音楽ジャンルがあります。既成の楽曲や効果音、TVやラジオから録った音の断片を「素材」として組み合わせ、新たな作品として生き返らせる…実はキノコさんの世代だとこのジャンルにはあまり馴染みがないんですよ。当時は機材的にムリでしたからね(笑)。4トラックのカセットMTRを使ってMIDIとテープを同期させた事とかはありましたけど。“SIMPTE”だったかな?ピーピーガーガーいう信号で1トラック分を潰したり…
「The Eight Bit Strikes Back / Die TRAX」
Die TRAX さんのこの作品はその“remix”ジャンルなのですが、あまり馴染みのない私でもとても楽しめる1枚なのでご紹介させていただきます。このアルバムの3曲目に「TAKAHASHI ATTACK!!」という曲が収録されています。邦題(?)は「高橋攻撃!!伝説の16連射」っていうんですがもちろんこの高橋とは名人のこと。そして「スターソルジャー」のBGMが部分的に切り取られてはユカイに加工されています。で、Dieさん今年の年末のコミケでこの曲をバージョンアップしたものを新作として発表される、とのこと。実は私は既にコッソリ聴かせていただいたんですが。とにかく全編精密に計算されていて、なおかつ“ROCK魂”的な勢いがあって、さらにクスッと笑えるユーモアがちりばめられています。興味のある方は是非訪れてはいかがでしょうか。イベントの詳細がわかりましたらまたお知らせしたいと思います。