観るも八卦のバトルロイヤル

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「大奥~幕末の女たち」本筋は押さえた第一部作

2006年08月27日 | 映画・ドラマ
 徳川家定(北村一輝)の正室篤子(天璋院)の菅野美穂と大奥総取り締まり瀧山の浅野ゆう子のバトルがメイン。若手女優ナンバーワンの演技力を誇る菅野美穂を配して一挙に印象付けようといsた狙いは当たった。
 しかし、ほかに思い人がいるのに大奥に送り込まれ、殿様の寵愛を受けるが側室に妬まれるとか、思い人を忘れられず犠牲になった女といった大奥ドラマの大道はここまでにしてほしかったな。この後のシリーズもみなこの図式じゃ、東照宮の家康様や徳川一門の殿様たちは草葉の陰で泣いてるぞ。日本で一番もてない男の家系みたいじゃん。
 この後のシリーズを通して、「大奥~幕末の女たち」の浅野ゆう子の貫禄勝ち(年取ったけど)。
 話は2つの物語からなり、徳川家茂(葛山信吾)に嫁いだ和宮(安達祐実)と家茂の生母実成院 (野際陽子)のバトルが始まるが、おっとりとした宮様の安達祐実はなかなか面白かったけど、前編を通して登場するストリートテラーも兼ねる、まる(池脇千鶴)と安達祐実の大奥。ロリコンの方へのサービスなのか? 池脇千鶴の上級女中役の似合わないことったらなかった。打ち掛けに着られてしまって、まるでお姫さまごっこ。どう見ても、町娘とか百姓娘だよなー。
 初島の木村多江は色気のあるいい役こなしていたけれど、彼女が輝くのは「大奥~第一章」で…。
 いくら女優がメインといえども、ここまでいい男が出てないと気持ち萎えちゃう大奥ドラマ。唯一、東郷克顕の原田龍二が検討してくれると思いきや、ズラ似合わないんだもん。官軍になってからは鉢巻似合って、応援団みたいでよかったけどさ。

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