観るも八卦のバトルロイヤル

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斬って斬って斬りまくる。
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負け組同盟ドイツと会津「バルトの楽園」

2007年01月01日 | 映画・ドラマ
 久々の見応えあり作品。やはり健さん(松平健)は上手いわ。を実感させられた。妻役の高島礼子だの市原悦子、三船史郎、勝野洋、大杉漣だのが脇を固め、安心して観ていられる。
 渡辺健の部下で同郷出身の将校を阿部寛が演じているが、軍服の似合ういい役者になったもんだ。阿部寛って今や、二枚目も三枚目もシリアスも時代物もコメディも何でもこなすオールマイティの役者。数十年前、「阿部ちゃん、阿部ちゃん」ってタモリにケツ触られてた大根時代が嘘のようだ。
 さてさて本題。第一次世界大戦ドイツ軍捕虜と、徳島県鳴門の坂東収容所の監視長(松平健)を中心とした日本軍との心の触れ合いがテーマなのだが、ここに戊心戦争と会津藩のその後などを織りまぜた巧みなストーリ展開となっている。
 戦争が終結し解放された捕虜たちが演奏する「交響曲第九番 歓喜の歌」がラストを飾る。
 それにしてもドイツって戦争負けてばかりじゃん。ジャガイモとビールだけじゃ、駄目か、やはり。
 会津も松平公って新政府に入ってなかったっけ? (記憶違いならごめんなさい)。なのに藩士や領民の冷遇ぶりななんなんだ「なっとらん」。
 もしかしたら、ドイツと会津って早とちり国(?)民か?

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