観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「花いくさ~京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子~」。綺麗な画像でした

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 京都祇園花柳界の芸妓・岩崎峰子が自らの半生を著した「花いくさ」の映像化。 
 4歳で祇園の世界に入った峰子(井上真央)は、厳しい稽古や先輩芸妓からのいじめなどに耐え、祇園一の芸妓になることを決意。舞子から芸妓へ。
 これ、本で読んでいて、是非観たかった作品。本人の岩崎峰子が本当に綺麗な人なので、女優さんもそれなりに衣装も似合わないと厳しいと思っていたが、井上真央の可愛いこと、可愛いこと。配役もピッタリだ。きになる演技も、正直、井上真央って「こんなに巧いとは思わなかった」。幅の広い演技の出来る女優さんだ。
 葉月里緒奈、戸田菜穂、小沢真珠、名取裕子らが先輩芸子として艶やかな姿を魅せるほか、仲村トオル、白川由美、田中健、片岡鶴太郎らが出演。
 葉月里緒奈、戸田菜穂のつかみ合いシーンは一つの見せ場なのだろう。そこでハラハラしながら見ている名取裕子。一昔前なら、名取さんの出番だったのに、穏やかな役になっちゃいました。
 葉月里緒奈ってやはりそうとう美人さんだよね。

「ルパンの消息」。緻密な計算で描かれた本は観応え有り

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 1990年12月8日。15年前に起きた高校の女性教師の自殺事案が実は殺人だったとたれ込みがあった。時効まで24時間。
 犯人と目されるのは、期末テストの答案を奪う作戦を企てた当時の男子生徒3人。 彼らはその作戦を「ルパン作戦」と名付けていた。
 当初短絡的なたれ込みと思われていたが、捜査が進むに連れ、浮上する関係者の不振な動向。殺人なのか、自殺なのか…。
 そして、捜査の責任者・溝呂木義人(上川隆也)は、時効になった三億円事件とも絡む犯人の動機に辿り着く。そして、時効を前のたれ込みはなぜなのか?
 ほかに、岡田義徳、佐藤めぐみ、新井浩文、柏原収史、吹越満、遠藤憲一、羽田美智子、長塚京三、山田達夫ら一癖のある役者が揃う。
 色んな悪い奴がちょこちょこ絡んで一つの犯行に繋がる、難解サスペンスだが、頭フル回転で観応え有りの感想は、役者の演技力による部分も大きいだろう。
 ただ、若かりし頃の羽田美智子のヅラと柏原収史がホームレスってのは余興的だけど。

「審理 裁判員制度広報映画」。裁判員制度は我が国には不適格さ

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 裁判員導入に向けて、一般の市民が、裁判員候補者の通知を受け、殺人事件の裁判員裁判で判決を評議し、裁判が終了するまでの過程を、ドラマ風に描き、制度の理解を深めてもらうために制作された映画。
 主演尾の酒井法子を始め、星野真里、斉木しげる、岡本麗、相島一之、宮川一朗太などの顔ぶれ。
  家族3人で平穏な生活を送る主婦の奈緒子(酒井法子)は、東京都内の駅の構内でナイフによる刺殺事件の裁判員として参加することになった。
 奈緒子を通して、裁判上の主要争点、殺人を犯した被告人側に正当防衛がか否かなど裁判のしくみや、裁判員の行うべき事、心構えなどを示す、通達映画とでも言おうか。
 この作品を見て思い出したが、「私、裁判員に選ばれちゃったらどうしよー」と言っていたある女性の事。
 それまでは何も考えていなかったのだが、彼女は所謂、女同士でつるむ事が大好き。1人ではどこにも行けない、何もできない、しようともしない。発言は「私たち」で決して「私は」では無い。また、その場その場で自分の身の安全を考えているあまり、日によって言ってる事が全く違って来る。大勢の意見や、力のある人の意見、仲の良い人の意見に左右されるのだ。
 さらには、「○○さんが××って言ってたー」。「○○さんが××したいって」と、人のせいにする。
 とにかく保身主義で「1人にはなりたくない」だそうだから仕方ない。
 だが、我が同輩の日本人にこういうタイプは決して少なくない。むしろ、ほとんどの人がそうではないだろうか。
 沈没して行く船の話しで、中々ボートに乗り込まない日本人には、「みんな乗りました」と言えば、乗り込む。って笑い話にされるほどなのだ。
 そんな国民に公正な判断が出来るとは思えず、また前記の彼女のような人間に審議されるのなんかまっぴらだ。そういう意味では犯罪が減ればいいのだが。
 大体、裁判員制度、ヨーロッパ本国から新大陸への移民が始まった頃、しXTかりとした政治体制も無く、住民が自らの力で団結して生きて行かなくてはならなかった時代の名残だ。法律の専門家が居る現在ににおいて必要なことだろうか?
素人判断の怖さは最強だよ。
 また、欧米人の根底には宗教がある。何が何でも欧米をまねすればいいってもんじゃなくて、まずは国民性を考えるべきなんだけどね。
 と、この映画を観て感じ、怖くなった。もはや出演者は誰でもいい。