観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「Mother(マザー)」。第8回の放送はスピンオフでもあり…

2010年06月03日 | 映画・ドラマ
 毎回観ている訳ではないのだが、この回、松雪泰子が主役では無いのだ。なぜ虐待が始まったかの回想シーンがほとんどを締めている。なので、これ1本だけ観ても全体のストーリーとは関係無しに、スピンオフ的。
 継美(=怜南、芦田愛菜)の母親の仁美(尾野真千子)がなぜ虐待するに至ったかを母親にスポットを当てて、追うのは新しい。
 虐待は許されることではないが、これ見てると母親に同情出来る部分もあるなと思え、反面、母親なんだから、男に走るな、しかもあんなくだらない男。そしてまた、誰かにすがりたかった、寂しかったんだよね。と、堂々巡り。
 要は出会った男が悪かったということなんだけどね。冷静に考えれば、別れろ、別れるべきだ、別れなくてはいけない。のだが、本人の心境は、複雑なのだろう。
 この子(継美)もそうだが、「僕と彼女と彼女の生きる道」の小柳凛(美山加恋)とか妙に聞き分けのいい子って、なんだかね(キャラ被る)。
 いやー、切ない。
 どーっしても幸せな結末になって欲しい。どうやら今度は、奈緒(松雪泰子)の実の母親・葉菜(田中裕子)が不幸に見舞われそうだし…。

「娼婦と淑女」。場面展開早っ!

2010年06月03日 | 映画・ドラマ
 時間の流れが驚異的な早さで、事件盛り沢山の「娼婦と淑女」。しかし、「娼婦出て来ないやん」と思っていたら、「そういうことか」になった。
 このドラマ、1人で観てる時より、翌日に、「昨日観た?」とかって思いで話しで盛り上がりそう。
 前半は双子だったヒロインの実の兄との恋。そして爵位を巡る後継者争い。次には、自分を裏切った家族への復讐。その次にやってきたのが、完全にいかれちゃってる久我山慎之助(野村宏伸)。正直、「教師びんびん物語り」とか知ってる世代にはビックリな程、老けちゃった、おっちゃんになっちゃった、こんな役までやっちゃうの? の野村宏伸。昔は可愛かったんだよー。
 そして、実は兄妹では無かったヒロイン。
 更に場面は代わり、死んだ(本当?)久我山慎之助の息子(長男)がここにきて初めて登場するのだが、息子・久我山康助(古澤蓮)が親父にそっくりなんだ。これわざとの演技だったら凄い!
 これからの見所の一つ。
 後はね、あんなに好意的で物わかりの良かった千鶴(魏涼子)が急に嫌なおばはんになってた。この部分は説明不足かもね。
 しかし、このドラマで一番面白い(凄いのは)清瀬杏子(越智静香)。安達祐実も巧いが、この人も中々だよ。上流階級のお嬢様から、意地悪おかあさんから、狂っちゃったり、そして急にキリッと自立しちゃって、ついにはおかみさん。この変幻振りも面白い。
 今調べたら、なんと39歳だって。ごめんなさい、十は老けて見てました。これも役作り。
 最終的には久我山真彦(鳥羽潤)と紅子(安達祐実)ハッピーエンドになるような気がするんだけどねー。どうかな? 意外な展開多いからなーこのドラマ。
 最後に、どいつもこいつも、「守る」、「守る」ってそんな簡単に連呼するな。台詞の中に「守る」が多過ぎ。「お前らは、宮古守くんか」。