ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

リハビリ施設に専門学校生の研修

2016-08-10 19:41:58 | リハビリ生活、胡蝶蘭

  一人で平行棒の所で運動をしていると介護士さんが若い学生を連れてきて「今日は学生さんが研修に来ました。」 緊張をしている様子。 「神さん、経験を話してください。お願いします。」  

まだ初々しい学生さん。これから介護の仕事に船出しようと希望に燃えているのかしら。

私の言葉で方向変更とならない様に、早く現場に立ってみたいと思えるように言葉を選んで話さなければ。  責任があります。

このリハビリ施設に来たころの私の身体の具合、施設に来たときは車椅子出来たこと。リハビリをするために来たので車椅子はもう使わないと決めて、おぼつかない歩行でゆっくりと腰が曲がったまま歩いたこと。

リハビリを続けてここまで歩けるようになったこと。 病人だからと甘えない事。 慣れない左手ですべての事をするのは始めは大変でしたが今では何とか不自由なく出来るようになっている。  まず食事はこぼさないようにと、家族の人はついスプーンを用意してしまうが、甘やかしです。 食べても美味しく感じられない。お箸で食べる方がより美味しいです。使っているうちにお箸で上手に食べることはすぐにでも出来ます。これは私の経験。

女性ですから楽に着られるものばかりにはしない。 ノーメイクでは外出しない。  左手でメイクをすることは時間の無い朝には大変。 左手で眉、アイライン、アイシャドウ、口紅と仕上げるのは時間が掛かる、特に口紅ははみ出したり、眉を引くと左右の長さが違ったりと危なっかしかったこと。

こんな良いリハビリ施設に通っても本人が運動をしなければ結果が出ない。やる気を出すようにあなた方が励ましてね。 ノートに一所懸命メモを取っていた。  

おまけに楽しかったプライベートの話もして、これからいろいろな経験が出来るので楽しいことが待っていますよと話を締めくくった。

上手く話せたかしら。 仕事に意欲が出たかしら。介護士さんが「私が話すより神さんにお願いした方がいろんな話をしてくれると思いお願いしてしまいました。」

後になって、あんな事、こんな事話せばよかったかなと反省しました。

入院中も学生さんの卒業試験のための研修の実験台になったことが思い出された。

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