ウイスターのリハビリです。
朝から悲しい風景を見てしまった。
朝の送迎車が施設に着くと介護士に手を引かれて歩いている。
玄関と反対方向から。
なに??
途中で立ち止まって話をしながら歩いている。
サラリーマンそのものの姿だ。
見た目には元気そうで悪いところは無さそう。
家に帰るつもりで出口に向かって歩き出したのか。
普段のリハビリ風景では。
なにか違和感があるような態度。
何を何処へ見回しても決められない風情。
皆さんは自席にバックを置いているのでリハビリ室には手ぶらだ。
彼はバックをしっかり持って上がって来る。
大事なものが入っているように。
介護士と話している声が聞こえたりすると、予定があるから帰ると。
やたら時間を気にして始終時計を見ている。
自分からマシーンに乗っている姿を見たこともない。
半日グループが帰るときにロビーに行くと椅子に座った彼の姿が度々。
介護士に昼ごはんの時間ですと呼ばれて席に戻る。
少し認知症の症状が出始めているようだ。
勝手に玄関から出ないように全員が揃うと玄関に鍵を掛ける。
朝の開放されている時間はお世話する介護士の目があるので安心。
元気で歩くお手伝いの不要な利用者には手を取らない。
ハイエースが3台も同時に着くと全員に目が届かなかったのか。
まさか反対方向に歩き出した利用者がいるなんて。
すぐに気がついて、玄関はこちらですよ。
傷つかない言葉で手を引いたのでしょう。
悲しいな、元気そうなのに。
胸が詰まる。
認知症専門の病院があるが症状が出始めて気づかない場合は難しい。
認めたくない家族もいるでしょう。
庭ではハーブ、オレガノの花が咲き出した。
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