送迎車に私の後に乗ってきたWさん。シートベルトを掛け座った途端、「昨日ふろふき大根を作ってくれて、すごーく美味しかった。」とうれしくてたまらない様子。 「旦那さんが作ってくださったの?」 私と同じ疾病で家事はご主人がすべてしています。我が家でも同じく主人が家事全般をしています。 「惣菜で買ってきたものよりおいしいですね。」 「この寒い時期はお大根がとてもおいしく感じますね。Wさんの御主人は大分料理に年期が入って美味しいものを作っているのかしら。我が家でも今の時期には良くふろふき大根を作ります。」 やっぱり湯気の立つふろふき大根を口に頬張るとニヤッとしてしまいます。
男性でも5~6年も毎日献立を繰り返していると味付けも上手になって私はもう負けです。不思議なもので男の子でも子供の頃母親が料理をしているのを何気なく意識もないままでも見ていたのでしょう。おふくろがこんな風にして作っていたと、野菜の煮物、きんぴらごぼうは私が教えないでも私以上の味に仕上げてくれる。 子供は何も言わないでも母親のすることはしっかり覚えて大人になっていくようです。私は何を教えてきたのか自信がない。もしや上手に料理する父親像を記憶していくのか寂しい気持ち。
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