今日のリハビリの合間に話すことは次から次に。 春が近づいたせいでしょうか、植物の話題が良く出てきます。 「先日ニンジンを今度作ってみようかと思っていたら、娘が職場の人から聞いたようで、この地区ではニンジンを作ってはいけないと聞いてきた。どうしていけないのでしょうね。」 「ニンジンを作れないなんて訳が分からないですね。」 「私は垣根をどうしてもカイヅカイブキを植えるのが家を作った時の夢で庭に植えたの。 近所の人にカイヅカイブキは植えることは出来ないですと言われた。 せっかく植えた植木を捨ててしまった経験があるわ。梨を栽培している農家にとってその木は生育に良くないらしい。」 地域によっていろいろな気が付かない制約があるのね。 それにしてもニンジンを作れないわけはなんでしょう。
4人で考えても訳が分からなかった。 席を立って洗面所に行こうとしたら長年地元で大きな農家をしているYさんにあったので、「このあたりではニンジンを作ってはいけないと言われているの。」と聞いてみた。 「何言ってるの。そんなこと聞いたことないわよ。ただねニンジンはすごく育てるのが難しいの。小さなニンジンしかできない。」 長らく農業をしている彼女の言葉。
きっとこの付近の土地がニンジンには合っていないのかしら。それが転じてニンジンを作ってはいけないと言われるようになったのでしょう。