【東京・世田谷区】浄眞寺では「参道脇」、「六地蔵尊エリア」、「観音堂の前」そして「仁王門の傍」の4ヶ所に多くの石仏が鎮座している。
総門前の参道脇に三界万霊塔・供養塔・庚申塔など8基の石仏が鎮座し、参詣者を迎えている。 造立年不明が多いが、ひときわ大きな笠付文字庚申塔は江戸時代初期の造立で、三猿が浮き彫りされ「奉寄進庚申供養」と刻まれている。
総門をくぐって直ぐ右手の少し奥まった所に、しっかりした基壇と台座の上に、赤い帽子と前垂れをした六地蔵尊像が鎮座....六地蔵尊像までの参道両側には参詣者を導くように多くの地蔵石仏が並んでいる。
開山堂境内に建つ三十三観音堂の前の低い石垣の土に、舟後光型観音石仏が横一列に整然と鎮座しているが、その光景は壮観だ。 三十三観音堂の直ぐ前には、右に舟後光型千手観音像、左に丸彫りの如意輪観音像が鎮座しているが、千手観音像は約300年前の元禄初期の造立。
豪壮な仁王門の右傍に、合掌する青面金剛像が浮き彫りされた4基の駒型庚申塔が仁王門を見守るように鎮座している。 造立年が分かる3基はいずれも江戸初期のもの。
境内にたたずむ多くの石仏は江戸初期の造立のものが多いようだ。
参道脇に佇む8基の石仏..その中に4基の庚申塔がある
右は延宝八年(1680)造立の笠付庚申供養塔(日月瑞雲、3猿)....左は風化が激しくて不詳だが庚申塔と思う/駒型青面金剛庚申塔(2鶏,3猿)....造立年不明
総門を入って直ぐ右手の境内に鎮座する地蔵尊像の石仏群
奥正面の基壇上の台座に鎮座する六地蔵尊像/六地蔵尊像に向かって右側に錫杖と如意宝珠を持つ、あるいは合掌する地蔵石仏7体が鎮座
円光を背負い右手に錫杖、左手に宝珠をもって蓮華座に鎮座する地蔵菩薩像/半跏踏下坐風に鎮座する地蔵石仏
三十三観音堂前の低い石垣上に整然と鎮座する三十三躰の舟後光型観音菩薩石仏群....石仏に守られるように木立の中に三十三観音堂が建つ
三十三観音堂向拝前に鎮座する如意輪観音像と千手観音像
造立年不明の丸彫りの如意輪観音菩薩像/元禄四年(1691)造立の舟後光型千十観音像(千手千眼観自在菩薩像)
「紫雲楼」とも呼ばれる仁王門の右傍に4基の庚申塔が鎮座
仁王門を向いて佇む4基の駒型青面金剛庚申塔....画面にないが右に「玻璃摩権現」の刻の石柱が立つ
駒型靑面金剛庚申塔(日月瑞雲、3猿)....元禄三年(1690)造立/駒型青面金剛庚申塔(邪鬼、3猿)....享保四年(1719)造立
駒型青面金剛庚申塔(日月瑞雲、2鶏、3猿)..造立年不明/駒型青面金剛庚申塔(日月瑞雲、2鶏、邪鬼、3猿)....享保六年(1721)造立
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