対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

東芝劇場「不正餅」

2015-07-22 | ノート
1幕(2013年2月)、田中久雄社長就任発表

西田厚聡「もう一度、成長軌道に乗せることを(田中に)期待している」
佐々木則夫「成長軌道に乗せるという私の役割が果たせたと考えている」
西田「(佐々木は)固定費をカットして成長の芽を摘んでいる。新しい経営手法を確立しなかった」
佐々木「ちゃんと数字が出ている。文句を言われる筋合いはない」

2幕(2014年3月)、月例会議

田中「テレビはなんだ、この体たらく。下期黒字にすると市場に約束している。黒字にできないならやめる」

3幕(2015年7月)、歴代3社長辞任

田中「かかる事態を生じさせたことを厳粛に受け止め、株主、すべてのステークホルダー(利害関係者)に心よりおわび申し上げる」
田中「(不適切会計について)直接的な指示をしたという認識はない」
田中「(チャレンジが)実現可能なレベルか不可能なレベルかは(経営陣と現場で)解釈や認識の差があった」

見物席

「西田がつき 佐々木がこねし不正餅 すわりしままに食うは田中」