対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

日本のいちばん長い日

2015-07-20 | ノート
本も読んだし、映画も見た。この原作が大宅壮一ではなく半藤一利であることを知ったのはつい1か月ほど前のことである。ネットから知った。驚いた。『いま戦争と平和を語る』(半藤一利、井上亮編 2010年7月 日本経済新聞出版社)を読んでいる。「大宅さんに名前を借りにいって五万円払った覚えがあります。大宅さんはこの本の取材、執筆には一切関わってはません。一行も。ゲラも見ていませんよ。」
持っている本を調べてみると、『日本のいちばん長い日 運命の八月十五日 大宅壮一編』(角川文庫、1973年5月、初版、定価240円)。黄ばんでいてしかも匂う。読む気が失せる。あとがきに、文芸春秋戦史研究会半藤一利の名があった。映画は映画館ではなくテレビで見たのではないだろうか。鈴木貫太郎(内閣総理大臣)・笠智衆、阿南惟幾(陸軍大臣)・三船敏郎、畑中健二少佐(軍事課員)・黒沢年男、館野守男(放送員)・加山雄三を覚えている。
半藤一利『日本のいちばん長い日 運命の八月十五日 決定版』(文藝春秋社、1995年6月)をもとに映画「日本のいちばん長い日THE EMPEROR IN AUGUST」(監督 原田眞人)が8月に公開されるという。阿南惟幾・役所広司、昭和天皇・本木雅弘、鈴木貫太郎・山崎努、畑中少佐・松坂桃李だという。