北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

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「はまなす」廃止後は札幌・室蘭に特急「すずらん82号」復活か

2015年10月08日 | JR北海道 JR北
1月23日現在で札幌22時発の特急「すずらん」(札幌―室蘭)が運行されることは確定した


北海道新聞が10月8日に報じたところによると、来年3月の急行「はまなす」廃止後に、同時刻帯に特急「すずらん」(札幌―室蘭)を運行する方針で7日に室蘭市に伝えた。詳しい運行ダイヤは調整中で、{はまなす」の札幌発22時よりは若干早まる模様。
 ただ「はまなす」と異なり、東室蘭より先の伊達紋別、長万部の両駅までは運行しないわけで、西胆振地域の沿線自治体はJRに両駅への列車運行を要請していく方針とのこと。
 これは以前のブログで予想した内容とほぼ一致(手前味噌)(●^o^●)。

やはり、函館までの深夜特急の運行は実現しないものと受け取ることが出来る。
西胆振に対しては東室蘭から普通列車を接続させることが考えられるが、おそらく豊浦か伊達紋別折り返しのキハ150の単行。それも利用者はかなり少ないだろうから、実現の可能性はほぼゼロか
ただ、長万部は厳しいものの、当該駅は滞泊できるので可能性0ではないかもしれない。

 さて、数日前の報道では、来春のダイヤ改正について、釧網線の日中の6便の削減が地元自治体に通告されたとの報道もされた。各列車とも現在の利用客は0~10人とのことだが、このように利用状況は平素から自治体に伝えるなどして、利用促進その他の努力が必要ではなかったのか。
(釧網線標茶駅)

また、すでに通告されていた室蘭本線の鷲別駅は11月1日より朝の通勤通学時間帯に改札要員を配置することで無人化がほぼ決定した模様。
ただ、この人員配置も来年3月までとされており、指定席券等は今後は東室蘭が最寄り駅となる。

JR北海道の進める合理化が、少しづつ明らかになっていくが、経営の改善策が廃線、廃駅、無人化という合理化策ばかりで、前向きな戦略が全く出てこないのは、営業戦略を練る人材が払底してしまっているということだろう。
北海道大学、小樽商科大学はもちろん北海道内の大学、専門学校には観光を専攻する学科で、人材が数多く育ってきている。
そのような人材を採用し育成していくことが、この会社には急務ではないのか。
財務畑の人間が強すぎる企業は倒産寸前の企業・・・・。
JR他社を真似て単純に経営の多角化を進めるだけでは再生はおぼつかない。
現に、過去で結論は出ている。札幌駅前は例外的なものだ。
いつまでも国やJR東日本をあてにして、東日本に母屋をとられてしまうようなことでいけない。
東日本と営業的なつながりを強めるのは結構だが、割引切符や会員制度など、首都圏の富裕層を期待できる東日本の真似をしていても売り上げ増には結びつかない。
また、異常に割安な外国人向けのパスも見直しが必要かと考える。
列車・サービス・駅・線路・・・・いろいろなものが、短期間に次々に消える北海道。
もう鉄道ファンでいることは難しくなった。これからはJR北海道を厳しく見るだけの旅好きのおじさんにもどるだけか。
しかし、フリー切符も使い難いようでは、それもどうかと思う。

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