北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

釧路、網走を代行バスで乗り継ぎながら一周

2016年10月04日 | JR北海道 JR北
8月下旬からの一連の台風被害で、石北線、根室本線、石勝線は大きな被害を被り、長期間の運休を余儀なくされています。
石北線は順調に応急の復旧工事が進み、10月1日に開通しましたが、石勝線と根室線はいまだに開通の目処が立たない状況です。
今年も、例年通り涼しくなる9月の中ごろに滝川発釧路行きの普通列車2427Dを利用しての乗り鉄旅を計画しておりました。
当初は18切符でと思いましたが、9月10日までの使用期間なので、今年はスケジュールと合わないために、北海道東日本パスを利用することにしました。
連続した7日間の利用期間なのですが、体調を考えて前半2日で一日休憩、後半は3日といった形で2度に分けて利用しました。1日分残りましたが、万一予定が狂ったときの予備日と考えました。
前半2日は釧路・網走方面を駆け足で?乗り歩いて札幌に戻りました。
9月22日は最寄り駅から9時過ぎの列車に乗って、札幌から千歳線で千歳まで行き、夕張行きに乗り換えて新夕張で下車。

新夕張からはトマム行きの臨時特急に乗り換えます。新夕張で乗り換えた理由は特急料金が不要だからです。平素は新夕張と新得の間がその特例区間ですが、トマム・帯広間の特急が運休になっているために新夕張・トマム間が特例の対象となっていました。







13時過ぎに新夕張から283系の臨時特急に乗車。
30分ほどでトマムに到着。車内アナウンスによりトマムリゾートを利用する方々が先に下車してバスでホテルに向かいます。
しばらくして駅前に3台ほどの大型バスが到着、乗車している臨時特急の号車ごとに順番にアナウンスがあり、バスへ誘導されます。列車2両にバス1台といった割り当てでしたが、面倒な乗換えを嫌って多くの方が都市間バスに流れているために驚くほど少ない乗客でした。

さて、横一列に並んだJR社員の皆さんの見送りと最敬礼を受けながら、バスは道東自動車道を帯広へと走ります。添乗員は財務部の方でした。大変ですね(*^_^*)
道路から見える川は、流されてきた倒木と大きい石がたくさん残っています。
道路から見える根室本線は、レールが無ければ線路だったとは気がつかないほどに流れてきた土で覆われていました。また、流された橋脚や橋桁があちこちに見られました。
果たして年内に復旧できるのでしょうか。間もなく冬がきます。どうも年を越すのは確実でしょうね((+_+))


道東と道央方面を効率的に結ぶ唯一の交通経路となった道東道は片側一車線。
かなりの混雑でした。このまま積雪期を迎えるとすると、小さな交通事故でも通行止めになるので、しばらくは綱渡りの状態が続きます。
バスは帯広駅に到着。
帯広から臨時快速列車キハ283の6連で釧路へ向かいます。所要時間と停車駅は特急と変りませんが、快速列車の扱いです。








17時半頃に釧路に到着。
1時間半ほどを駅で過ごして、ルパン3世のラッピング・キハ54などを見物しながら、19時前の網走行きのキハ54の車中の人となりました。








網走駅前のホテルには10時前にチェックイン。春に来たときは不整脈で予定を変更してスグに帰ったので、今回は薬をしっかり服用しました。歳には勝てません(´・ω・`)

(朝6時好きに網走を発つ遠軽行きの臨時快速です)

翌朝は10時過ぎの普通列車で遠軽に向かいました。

遠軽からは道北バスさんの代行バス。乗車人員は6名ほどと寂しいものですが、都市間バスの本数も多いですし、乗換えと所要時間を嫌って、皆さんバスに流れたのでしょう。バスの料金と乗り心地に満足した方々は今回のことで、かなりバスへ流れてしまうでしょう。
来春の特急オホーツクの区間短縮論議に大きな影響を与えるのは確実です。
バスは上川駅に到着。



1時間ほどの待ち時間の後、帰宅する高校生で込み合うキハ40で旭川へ、旭川からは721系のクロスシートに揺られて岩見沢へ。


岩見沢からは小樽行きの区間快速で最寄り駅へ戻りました。