ほけんだより

叡明高等学校保健室からのお知らせ

汗のメカニズム    

2014年07月28日 10時22分13秒 | Weblog


おはようございます 

汗には体温を調節する働きがあります。

身体の体温が上がったときに、脳から「身体を冷やせ」という指令がでます。
それによって汗が出され、その汗が蒸発するときに身体から気化熱が奪われるので、体温の上昇が抑えられるということです。
汗には老廃物を外に出し、身体や皮膚を清潔に保つという働きもあります。

クーラーを利用しすぎたりすると、汗をかく機能が衰えてしまいます。
夏に汗をかくのは自然なことなので、身体に備わった力で夏を乗り切りましょう! 

日焼けはやけどと同じです   

2014年07月22日 08時41分24秒 | Weblog


おはようございます 

7月には海の日ができました。
海やプールに行くと、気になるのが日焼け。
赤くなってヒリヒリと痛い日焼けは、「やけど」と同じ状態です。
ですから、日焼けした時もやけどと同様に、よく冷やすことが大切になります。
冷たいタオルを当てたり、冷水シャワーをかけたりして、ほてりが治まるまで冷やしましょう。
痛みがひどい時や水ぶくれができた時は、早めに皮膚科へ行って下さい。
また、日焼けの後は脱水状態になっていますので、水分をよくとるようにしましょう。

数日すると皮膚(皮)がむけてきますが、かゆくて気になっても痕が残ってしまうので、無理やりむかないようにししましょうね。


スイカの季節です     

2014年07月14日 07時44分38秒 | Weblog


おはようございます 

夏の風物詩といえばスイカ。
英語では『ウォーターメロン』といわれ、90%以上が水分なので、暑い季節の喉の渇きをうるおしてくれます。
カリウムが豊富でその利尿作用により、むくみをとるとされています。
また、赤い果肉にはリコピンが含まれており、老化や生活習慣病などを予防する抗酸化作用があります。
その他に、スイカには疲労回復作用もあるので、夏バテ気味の人にもよさそうですね。

スイカを選ぶときには、縞模様がくっきりしていて、叩くと「ポンポン」と響く音がするものが良いといわれています。

暑熱順化  

2014年07月07日 07時49分18秒 | Weblog


おはようございます 

「暑熱順化(しょねつじゅんか)」とは、読んで字のごとく、身体を徐々に暑さに順応させていくことです。
とくにここ数年、大きな問題となっている熱中症の予防策として知られるようになりました。
大きく分けて、2つの方法があります。

①汗をかく
  運動などで身体を動かして汗をかくことで、汗に含まれる塩分が体外に出る前に再吸収される仕組みが向上します。(熱中症対策では塩分補給も大事)

②環境温度を調節する
  冷房の設定温度を高めにしたり、比較的涼しい時間帯には外気を取り入れて過ごすことで、高い気温への慣れを促進します。

ただ、早く慣らそうとして急に激しく運動したり炎天下に身を置いたりすると、その行動自体が熱中症に直結してしまいます。
自分の身体の状態をしっかり把握し、負担にならない程度のペースで、早めの水分・塩分補給とともに進めて下さいね。