怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

オーシャンズ

2010-01-30 20:55:08 | 映画
テレビの中で番宣か予告編か分らないけど盛んにしていて、それを見た下の子が映画を見たいと言い出したので、まあたまにはこういうドキュメンタリーもいいかと家族で行くことに。
朝一番の上映が9時50分からなので余裕を持ってミッドランドへ9時20分には着いたのですが、チケット売り場は長蛇の列でびっくり。人気のアバターはその時点で本日の4回分が満席でした。まあ9時20分というと初回のいろいろな番組が重なるからと思っていたのですが、オーシャンズの初回も既に△印。残席わずかになっていました。これでは悪くすると並んでいるうちに満席になるか、良くても4人ばらばらかと思って並んでいたのですが、前から2列目なら4人並びで席が取れました。画面を見上げて首が痛くなるかもそれませんが止むなしですか。入場すると確かに満席。久し振りにこんなに満席の映画館に入った気分です。
で、肝心の映画ですが、大画面で見る海とそこにすむ生物のいろいろな姿は迫力があって美しい。シロナガスクジラが一日に何トンものオキアミを食べ体がパンパンに膨れてしまった姿とか蟹の大群の行進とか無数のくらげが漂っている海中とかは思わず声がでそうです。膨大なフイルムのほんの0.4%しか使わなかったようで、編集作業はさぞ大変だったでしょう。でもここで紹介されている海の姿は、NHKを始めとするドキュメンタリー番組で見たことある場面が多くて、アッと驚くとまでは行きません。結構イルカとか鯨、アザラシの場面が多かったのですが、フランス人の偏見が反映されているのでしょうか。
途中定置網に混穫されているイルカとかアザラシの無残な姿、ヒレだけとられて捨てられる鮫(漁師はいかにもアジア系という感じで不愉快なのです)の末路、銛で打たれる鯨とかがいかにも批判的に出てくるのですが、ちょっと待てといいたくなります。
フランス人は中華料理は食べないのか。そもそも鯨をここまで絶滅に追い込んだのは鯨油を取るためだけに乱獲した欧米ではないか。ガチョウの口から無理矢理えさを突っ込んで脂肪肝にさせておいてそれを世界の珍味なんていうのは残酷でないのか。自然界の中でも弱肉強食はあり、その捕食シーンを延々と映し出だして、それは自然の営みだからとぼれなりの均衡が出来ているといいながら、人間がやる漁業はいかにも悪の様な描写は首肯できません。こういう言い方は不遜かもしれませんが、資源管理をしっかりして自然とうまく共存できるような漁業を目指すべきで、情緒的描写でイルカとか鯨はかわいそうというのはそれらを食用にしていない人たちの偏見ではないでしょうか。どうもシーシェパードと同じような感性を感じて、子供のころ鯨のカツが大好きだった(豚カツなんてよほどの時しか出なかったので我が家でカツと言えば鯨でした)私としては思わず憤っているのです。
映画が終わったらいつものように回転寿司の「魚喜」へ。丁度12時ごろで運良くカウンターで4席空いていたのでラッキーでした。先ずは生ビールを一杯。寿司を握る職人さんのまん前だったので、握りたてで活きがいいよと出したやりイカのげそを食べ、珍しいので愛媛産ののりそれ(アナゴの子でほとんど癖がなくて白魚のようでした)を食べ、真こちとトロびんちょう(これは脂が乗って美味かった)を食べます。子供たちはサーモンがお気に入りなのですが、それと察したのか前の職人さんはトロサーモン、オニオンマヨサーモン、炙りマヨサーモンと出してきて、それを5~6皿出すのですが、子供たちはさっと2皿取り半周して戻ってくるとまた取るので、思惑通りというか1周もしないうちにほぼなくなっているのでした。私は最後に子どもだけではいけないと煮アナゴを食べ、家族4人で30皿食べて8500円でした。どうも我が家の休日のお出かけの定番でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月24日瑞穂公園テニスコート | トップ | 1月31日瑞穂公園テニスコート »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事